我が家もそうですが関西電力のエリアに住んでいると、電力会社を変更するとなった場合、真っ先に思い浮かぶ会社が「大阪ガス」ではないでしょうか。
しつこいくらいに案内が来ますからね(笑)
「毎月の電気代は少しでも安くしたい。でも面倒な手続きはしたくない」
こんな理由で、大阪ガスの電気に契約を変更する方もいるようですが、正直かなり損しています。
新電力会社を色々調べている中で、「一般家庭の場合だったら、一番安いのでは?」と、気になったのが「Looopでんき」です。
電力会社の契約を変更するときに、気をつけたいポイントは3点です。
- 月額料金の安さ
- 契約期間
- 解約の際の違約金
大阪ガスの電気とLooopでんき、3つのポイントで比較してみました。
こどもが大きくなってきたので、「毎月の食費や光熱費が大変」というご家庭、
「夏場や冬場の電気代を少しでも安くしたい」という方は、ぜひ比べてみてください!
大阪ガスの電気とLooopでんきの比較!Looopでんきってどんな会社?
大阪ガスの電気とLooopでんきの比較の前に、そもそもLooopでんきについて知らないと、比較する気にもなりませんよね。
Looopでんきは新電力会社の一つで、自然エネルギーを使って電力を供給している会社です。
自然エネルギーとは、「太陽光発電」「風力発電」「水力発電」などのことですね。
数多くある新電力会社の中でも、Looopでんきは頭一つ抜けています。
自然エネルギーを使っているので環境に良いのはもちろんですが、通常、でんきを契約する際に必要な基本料金が0円の会社なんです。
電気の基本料金は、1ヶ月間電気を使っても使わなくても絶対にかかるお金なんですが、Looopでんきは基本料金がありません。
まず、この時点で他社より優位に立っています。
あと、個人的に好感を持っているのが、そもそもの会社の設立のキッカケが、東日本大震災の被災地に太陽光発電を設置するボランティア活動から誕生した、ということです。
「自然エネルギー」と「ボランティアがキッカケ」という部分が、ガツガツした印象を感じないので、なんだか安心感があります。
とは言っても、月額料金が安くないと意味がないので、大阪ガスとLooopでんきの料金を比較したものを紹介していきます。
※Looopでんきが倒産したり、緊急事態の時の対応はどうなるのかについては、Looopでんきのデメリットで紹介しています。
大阪ガスの電気とLooopでんき、毎月の電気代が安くなるのは?
いま関西電力で電気を契約している場合、「大阪ガスの電気」と「Looopでんき」、どちらに変更した方が安くなるのかを比較しました。
関西電力の料金プランは「従量電灯A」で計算しています。
Looopでんきと大阪ガス電気の料金比較
1ヶ月の電気使用量が380kwhの場合で比較してみました。
通常は電気使用量は毎月変動しますが、計算をわかりやすくする為に、1年間の平均を380kwhでシミュレーションしています。
※同じ380kwhでも、現在の関西電力の電気代の金額が「大阪ガスの電気」と「Looopでんき」のシミュレーションで異なっています。おそらくシミュレーションに導入している料金単価の違いが原因だと思います。
【比較:関西電力と大阪ガスの電気】
(電気使用量:380kwh/1ヶ月) | 関西電力 | 大阪ガスの電気 | 割引額 |
電気代(月々) | 10,830円 | 10,355円 | 475円 |
電気代(年間) | 129,960円 | 124,260円 | 5,700円 |
【比較:関西電力とLooopでんき】
(電気使用量:380kwh/1ヶ月) | 関西電力 | Looopでんき | 割引額 |
電気代(月々) | 9,511円 | 8,360円 | 1,161円 |
電気代(年間) | 114,132円 | 100,320円 | 13,932円 |
関西電力から大阪ガスの電気に契約を変更すると、毎月475円、1年間で5,700円安くなりました。
関西電力からLooopでんきに契約変更した場合は、毎月1,161円、1年間で13,932円安くなりました。
【Looopでんきと大阪ガスの電気の割引額の差額】
1ヶ月:686円Looopでんきが安い
1年間:8,232円Looopでんきが安い
Looopでんきに変更するだけで、関西電力よりも毎月1,161円安くなりますし、大阪ガスの電気と比べた時でも686円安くなります。
「なんとなくガスも電気もまとめた方がお得そうだし、手続きもラクな感じがする」というだけで、この差額は勿体ないですね。
686円あれば、10個入りのLサイズの卵が4パックくらい買えちゃいます。
毎週、Lサイズの10個入りの卵がタダでもらえるようなものですね。
電力会社の契約の変更は、大阪ガスの電気にする場合でも、Looopでんきに変更する場合でも、手続きの流れは同じです。
同じ会社でまとめたからといって、電気契約の変更手続きは、残念ながらラクにはなりません。
検針票を見ながら(はぴeみる電を見ながら)お客様番号、氏名・住所などを入力していけば完了です。
10分程度あれば、申込手続きが完了するので、あとは切替日を待つだけです。(関西電力に連絡する必要はありません)
Looopでんきの料金シミュレーションは、こちらから無料で出来ますよ。
関西電力・大阪ガス電気・Looopでんき、3社の電気料金単価を比較!
Looopでんきが関西電力や大阪ガスよりも安い理由は、大手のように発電所などの大きな設備の維持管理費がかからないからです。
電気を使っても使わなくても必要な基本料金は、維持管理費が必要な為、大手の場合はしかたがない部分もあるようです。
ただ、Looopでんきのように新電力会社と言われる会社は、維持管理費を必要としない会社も多いです。(ただ、ほとんどの会社は、大手電力会社と同じように基本料金を徴収しています)
関西電力・大阪ガスの電気・Looopでんき、3社の電気料金単価の比較表を作成してみました。
関西電力 | 大阪ガス | Looopでんき | |
基本料金 | 327.65円 | 272.43円 | 0円 |
15kwh~120kwh | 19.76円 | 19.76円 | 22円 |
120kwh~300kwh | 26.19円 | 24.54円 | 22円 |
300kwh超え | 29.94円 | 28.41円 | 22円 |
Looopでんきは、関西電力や大阪ガスの電気に比べて、1kwhあたりの料金単価がかなり安いです。
120kwhに行くまでは、Looopでんきの方が単価が高く設定されていますが、120kwhというのは1ヶ月の電気代が2,800円程度です。
1ヶ月の電気代が2,800円というのは、一人暮らしでもなかなか難しいですね。
基本料金が0円で、1kwhあたりの単価が安いので、毎月の電気代が安くなって当たり前というわけですね。
Looopでんきのシミュレーションは、こちらからできますよ。
Looopでんきの契約期間や解約金は?
Looopでんきの契約期間は1年間です。
1年の自動更新ですので、「Looopでんきを解約します」と手続きしなければ、自動で契約が続いていきます。
ただ、Looopでんきは解約金が0円です。
いつ解約しても0円ですので、実質契約期間の縛りがありません。
携帯電話やインターネットは2年契約が当たり前になっていますが、契約期間の縛りはない方が、いつでも自由に会社を変更できるので良いですよね。
電気代がかなり安くなるのに、解約金が0円というのも、Looopでんきが他の新電力会社に比べて人気がある理由の一つのようです。
ちなみに、大阪ガスの電気は契約期間「あり・なし」を選ぶことが出来ます。
契約期間ありを選んだ場合は、2年間の契約で、解約金が2,160円かかります。
大阪ガスの電気で契約期間ありを選ぶメリットは、電気料金が2%だけ安くなることです。
大阪ガスの電気とLooopでんき安いのは?どっちがお得?まとめ
大阪ガスの電気とLooopでんきを比較した結果、Looopでんきの圧勝でした。
今まで、一般家庭の場合は、飲食店や企業と違って、電力会社を変更してもあまりメリットがないように感じていました。
ただ、Looopでんきは毎月の電気代が安くなって、解約金0円で変更できるので、かなりメリットが大きいです。
しかも、事務手数料などの費用は一切かからないんです。
至れり尽くせりなので、怖いくらいお得ですね。
Looopでんきに契約を変更して、停電や電気の質などがどうなるのかについては、こちらのLOOOPでんきのデメリットは?トラブル対応は大丈夫?会社が倒産したらどうなるの?にまとめていますので参考にしてください。
毎月の電気代が4~5,000円以下の場合は、関西電力の「なっトクでんき」に変更した方がお得ですが、それ以上の金額の場合はLooop電気に切り替えた方がお得です。
携帯電話でもそうですが、面倒なので何も手続きをしない人ほど、高い料金を払い続けることになってしまいます。
電気代を高く払っているからと言って、エアコンの効き目が良くなったり、電気が明るくなったりするわけではないので、少しの手間で毎月大きな割引を受けられるなら、変更しないと損してしまいますね。