関西電力が7月から電気料金を値下げしましたね。
安くなるのはありがたいことですが、具体的に電気代がどれくらい安くなるのかはご存じですか?
TVCMやハガキで通知はされていますが、「我が家の電気代がどれだけ安くなるのか?」については、わかりにくいですよね。
そこで、以前の電気料金と比較してみました。
- 値下げ前と値下げ後の料金単価の違い
- 関西電力の電気代がどれくらい安くなったのか?
- 電気の契約先を変更した場合と比べて、どちらが安いのか?
関西電力の値下げ後の金額は「微妙」な結果でした。
関西電力の値下げ後の電気料金単価
電気代がどれくらい安くなるのかを知る目安としてわかりやすいのが、電気料金の単価です。
電気代は、【電気を使った分×電気の単価】で計算します。
お肉でいうと、100gあたり100円で、300g入っているので300円みたいな感じです。
(電気の場合は、そこまで単純な計算ではありませんが・・・)
ですので、電気の単価が安ければ安いほど、当然電気代は安くなります。
関西電力の値下げ前と値下げ後の料金単価の比較です。
電力使用量 | 値下げ前の単価 | 値下げ後の単価 |
最低(基本)料金(最初の15kwhまで) | 336.15円 | 334.82円 |
15kwhをこえ120kwhまで | 20.33円 | 19.95円 |
120kwhをこえ300kwhまで | 26.76円 | 25.33円 |
300kwh超え | 30.51円 | 28.76円 |
※料金単価は1kwhの料金
値下げ前と値下げ後でいうと、若干電気の単価が下がっていますよね。
なので、確実に電気代は安くなっています。
ただ、問題はいくら安くなっているのかですよね。
関西電力の電気料金の値下げでどれくらい安くなる?
電気料金の計算は、【電力使用量×電気の単価】が基本なのですが、単価が段階制の料金設定になっているので計算が複雑です。
電気をあまり使わない人は単価が安い設定(先程の表を参考)になっていますが、120kwh以内で使用量が収まる家庭はあまりないと思います。
120kwhというと、1ヶ月の電気代がだいたい2,800円くらいですので。
1人暮らしの方でも難しいんじゃないかと思います。
なので、安すぎる計算をしても意味がないので、ある程度電気代を使用している家庭の場合でシミュレーションしました。
電気代や使用量は毎月一定ではありませんので変動しますが、わかりやすくする為に1ヶ月の平均金額で比較しています。
1ヶ月の電気代の平均が7,000円くらいの場合
1ヶ月の電気代が7,000円くらいの場合、電気の使用量は260kwh程度です。
この場合の値下げ料金は、毎月200円程度です。
1年間で2,400円程度の値下げになります。
1ヶ月の電気代の平均が12,000円くらいの場合
1ヶ月の電気代が12,000円くらいの場合、電気の使用量は415kwh程度です。
安くなる金額は、1ヶ月450円くらいです。
1ヶ月の電気代が平均12,000円くらいの場合は、1年間で5,400円程度安くなります。
1ヶ月の電気代の平均が15,000円くらいの場合
1ヶ月の電気代が15,000円くらいの場合、電気の使用量は500kwh程度です。
安くなる金額は、1ヶ月600円くらいです。
なので、1年間で7,200円程度の値下げになります。
ご自宅の電気料金がいくら安くなるのかについては、関西電力の料金単価早見表で比較するとわかりやすいですよ。
単価が下がるので、今と同じ電気の使用量でも電気代は自動的に安くなります。
先程のお肉の例えでいうと、100g100円のお肉が、100g90円になったようなものですね。
関西電力のままでも電気代はある程度安くなりますが、電気の契約先を変更した方が割引率が大きくなることが多いです。
電力自由化によって契約できる電力会社はたくさんありますが、その中でも一般家庭向けサービスで人気の【Looopでんき】との比較をしていきます。
関西電力とLooopでんきの電気料金単価の比較
Looopでんきは、通常必要なでんき基本料金が0円ですので、使った分だけ電気代を支払うというシンプルな仕組みになっています。
しかも、電気の単価が他社に比べて安いんです。
あと、解約金が0円、契約時の手数料も0円なので、気軽に変更できる点も人気の理由です。
では、関西電力の値下げ後の料金単価とLooopでんきの料金単価を比較してみましょう。
電力使用量 | 関西電力 | Looopでんき |
最低(基本)料金(最初の15kwhまで) | 334.82円 | 0円 |
15kwhをこえ120kwhまで | 19.95円 | 22円 |
120kwhをこえ300kwhまで | 25.33円 | 22円 |
300kwh超え | 28.76円 | 22円 |
※料金単価は1kwhの料金
2社を比較すると、120kwh(2,800円くらい)迄は関西電力の方が安いですが、120kwhをこえると、Looopでんきの方が安くなります。
300kwh超えになると、1kwhあたり6.76円も違いますので、その差は歴然です。
これだけ単価が違うのであれば、安くなって当然ですね。
割引額は現在支払っている電気料金によって変わるので、一度こちらで料金シミュレーションしてみてください。
Looopでんきが安すぎるのは怪しくないの?
いくら電気代が安くなっても、「すぐに停電になってしまう」とか、「緊急時に対応してくれない」などだと意味がありませんよね。
でも大丈夫です。
電気事業法というものがありますので、緊急時の対応は今まで通り、関西電力が行います。
自宅まで流れてくる電気も同じものですので、「電気が暗くなった」とか、「エアコンの機器が悪くなった」というようなこともありません。
では、なぜこんなに安いのか?
Looopでんきは、発電を太陽光や風力などの自然エネルギーでおこなっています。
その為、大手電力会社のように原子力や火力などの大規模設備の維持管理費がかかりません。
あとは、大手電力会社は給料が高いので、その分のコストが上乗せされていると思います(これは想像ですが。ただ、関西電力で働く知り合いに、以前給料を聞いたときにビックリした記憶がありますので、あながち間違っていないのかなと思います。)
⇒関西電力とLooopでんきを比較!電気代を節約するならどっち?
関西電力の値下げで単価や電気料金はどれくらい安くなった? まとめ
関西電力の電気料金単価が値下げになりましたので、電気代も自動的に安くなりました。
その割引金額の目安としては、
- 1ヶ月7,000円くらいの場合:200円程度/月
- 1ヶ月12,000円くらいの場合:450円程度/月
- 1ヶ月15,000円くらいの場合:600円程度/月
になります。
関西電力のままでも安くなるので、他社への切替は面倒だという方は「現状維持」が良いですね。
ただ、関電からLooopでんきに変更するだけで1年間の電気代が10,000円~20,000円くらい安くなることも多いので、面倒でなければ「契約先を変更」した方が良いですね。
関西電力からLooopでんきへの変更手続きは、実は簡単です。
料金シミュレーションをして安くなったら、関電の検針票(もしくは「はぴeみる電」)に載っている情報をそのまま入力するだけです。
関西電力への解約の連絡はLooopでんきが手続きしますし、工事や手数料なども必要ありませんよ。
電気代の支払い先が関西電力からLooopでんきに変わるだけで安くなる、というようなイメージです。
Looopでんきの支払方法はクレジットカードのみです。
カードの名義は、電気の契約者と名義が違っても大丈夫ですよ。
Looopでんきについては、こちらのLooopでんきに切り替えるメリットとデメリット|みんなの評判は?で詳しくまとめています。