Looopでんきに切り替えるだけで、電気代が10%安くなる。
初めて知った時は「そんなわけない!」と思いました。
電気代が毎月10,000円かかっていたとしたら、1ヶ月1,000円安くなるわけですからね。
ただ、我が家の電気代を関西電力からLooopでんきに変更してみたところ、本当に10%くらい電気代が安くなりました。
Looopでんきはこんな方におすすめです。
「毎日、エアコンをつけているから電気代が心配・・・」
「子供が大きくなってきて、習い事や食費とか出費が増えたので、少しでも節約したい」
「コンセントをこまめに抜いたりする電気代の節約は面倒、簡単に電気代を削減できる方法を探している」
「ワンちゃんや猫ちゃんがいるので、毎月の光熱費が大変・・・」
我が家はLooopでんきに変更した結果、電気代が安くなりましたが、切り替える前は当然不安もありました。
いくら電気代が安くなっても、よくわからないものに変更することは出来ませんよね。
なので、Looopでんきのメリットやデメリット、実際切り替えて感じたこと、評判や口コミなどについてご紹介していきます。
あと、Looopでんきにすると電気代が高くなってしまう場合もありますので、合わせて紹介していきますね。
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[toc]電力自由化を超簡単に説明!
Looopでんきのことを説明する前になんですが、「電力自由化」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
「名前は知っているけど、詳しくはわからない」という方も多いと思いますので、電力自由化について簡単に説明しますね。(専門的なことはよくわからないですし、余計に混乱してしまうと思うので、あくまでも簡単にです)
電力自由化を一言で言うと、“中身は全く同じものなのに買う場所によって値段が違う“です!
例えば、コンビニとスーパーの違いみたいなものです。
コンビニでポテトチップスを買ったら100円するのに、スーパーだと70円で購入したりできますよね。
入ってる量も同じで、パッケージも中身も同じなのに30円も値段が安くなります。
違いは、コンビニにお金を払うのか、スーパーにお金を払うのか、だけですよね。
電力自由化もこれと同じ仕組みです。
電気代を東京電力や関西電力に支払うのか、Looopでんきに支払うのか、それだけの違いです。
どちらに支払っても電気の質は全く同じなのに、Looopでんきに電気代を払った方が安くなるんです。
これが電力自由化の仕組みです!
Looopでんきってどんな会社?
Looopでんきは2011年に設立された会社で、東日本大震災の時に、ボランティアでソーラー発電設備を設置した事が会社設立のキッカケなんです。
Looopでんきのことを知った時に色々調べていたんですが、会社設立のキッカケを見て、この時点でかなり好印象でした。
しかも、太陽光や風力などの自然エネルギーを使って発電しているんです。
エコですよね。
そんなLooopでんきは契約者数も右肩上がりで増加しています。
Looopでんきのエリアや対象者
Looopでんきの供給エリア
Looopでんきの供給エリアは、沖縄を除く地域です。
北海道電力~九州電力エリアに住んでいる方であれば、Looopでんきに変更可能です。
安くなる対象のプラン
現在の電気の契約プランが【従量電灯】契約になっている方が対象です。
オール電化の契約になっている場合は、Looopでんきに切り替えると、電気代が高くなってしまうので切り替えないようにしてくださいね。
マンションや賃貸物件でも契約可能?
マンションや賃貸物件でもLooopでんきへの切り替えはできます。
オーナーや大家さんに許可を取る必要もないですよ。
ただし、電気の契約がマンションでオーナー一括管理になっている場合は、残念ながら変更することができません。
Looopでんきに切り替えるとどれくらい安くなる?
「Looopでんきに切り替えただけで電気代が10%安くなった!」とは言っても、実は住んでいる地域(契約している電力会社のエリア)によって、電気代が違います。
Looopでんきの料金シミュレーションを使って、電力会社エリア毎の比較をしました。
【試算条件】
※1ヶ月の電気代を約10,000円(年間約120,000円)で試算しています。
※北海道・東北・東京・中部・北陸・九州:従量電灯B・40A
※関西・中国・四国:従量電灯A
Looopでんきと北海道電力の比較
北海道電力からLooopでんきに切り替えると、年間で約11,000円電気代が安くなりました。
年間で約9%の節約です。
Looopでんきと東北電力の比較
東北電力からLooopでんきに切り替えると、年間で約4,200円電気代が安くなりました。
節約率は年間で約3.5%です。
Looopでんきと東京電力の比較
東京電力からLooopでんきに切り替えると、年間で約7,500円電気代が安くなりました。
年間で約6%電気代を節約することができます。
東京電力とLooopでんきの詳しい比較は、こちらのLooopでんきと東京電力どっちが安いを参考にしてください。
Looopでんきと中部電力の比較
中部電力からLooopでんきに切り替えると、年間で約5,500円電気代が安くなりました。
約4.5%電気代を削減することができます。
Looopでんきと北陸電力の比較
北陸電力からLooopでんきに切り替えると、年間で約10,000円電気代が安くなりました。
1年間で約8.3%電気代を削減することができます。
Looopでんきと関西電力の比較
関西電力からLooopでんきに切り替えると、年間で約13,000円電気代が安くなりました。
年間で約10.8%電気代を削減することができます。
関西電力とLooopでんきの詳しい比較は、こちらのLooopでんきと関西電力どっちが安くなる?を参考にしてください。
Looopでんきと中国電力の比較
中国電力からLooopでんきに切り替えると、年間で約7,000円電気代が安くなりました。
年間約5.8%節約することができます。
Looopでんきと四国電力の比較
四国電力からLooopでんきに切り替えると、年間で約8,500円電気代が安くなりました。
1年間で約7%電気代を節約することができます。
Looopでんきと九州電力の比較
九州電力からLooopでんきに切り替えると、年間で約8,300円電気代が安くなりました。
年間で約7%電気代を節約することができます。
エリアによって電気代の割引率が違いますが、毎月の電気代が10,000円くらいかかっている場合は、どの地域でもお得になりますね。
Looopでんきに切り替える前に、必ず料金シミュレーションをしてから変更するようにしてくださいね。
Looopでんきのメリット|安くなる2つの理由+安い理由
Looopでんきのメリットというか、安くなる理由は2つあります。
- 電気の基本料金が無料
- 電気料金の単価が安い
電気の基本料金が0円
ふつう、電気を使っても使わなくても、基本料金(最低料金)というのが設定されています。
なので、1ヶ月間家を留守にしていたとしても、電気代が0円になることはありません。
ただ、Looopでんきの場合は電気の基本料金が0円なので、使った分だけ電気代を支払う仕組みなんです。
つまり、基本料金(最低料金)が設定されていないので、その分電気代が安くなるということです。
電気の基本料金(最低料金) | |
各電力会社の料金 | Looopでんきの料金 |
北海道電力:1,339円20銭 |
0円
|
東北電力:1,296円 | |
東京電力:1,123円20銭 | |
中部電力:1,123円20銭 | |
北陸電力:950円40銭 | |
関西電力:334円82銭 | |
中国電力:331円23銭 | |
四国電力:403円92銭 | |
九州電力:1,166円40銭 |
基本料金(最低料金)は以下の標準プランで比較しています。
※北海道・東北・東京・中部・北陸・九州:従量電灯B・40A
※関西・中国・四国:従量電灯A
電気料金の単価が安い
Looopでんきは他社に比べると、電気料金の単価が安いです。
※電気の使用量が少ない場合は、単価が割高になる場合もあります。
当然ですが、1個あたりの単価が安いと、合計金額も安くなりますよね。
例えば、ガソリンを1ℓ150円で給油するのか、1ℓ130円で給油するのかの違いですね。
1ℓあたり20円も違うので、30ℓ入れると、600円の差額になります。
ガソリンを入れるたびに毎回この差額だと、すごい差になりますよね。
ガソリンの例と同じように、Looopでんきは他社に比べて電気の単価が安いので、必然的に電気代が安くなります。
電気代は毎月かかるものなので、例えば1ヶ月600円の違いでも、1年で7,200円、5年で36,000円、10年で72,000円も得をします!
反対に、毎年毎年7,200円損をし続けると思うと、腹立たしいですね。。。
Looopでんきはなぜ安い?
「Looopでんきの方が大手電力会社より電気代が安いっておかしくない?」と思う方もいると思います。
私も最初思いましたので。
Looopでんきが安い理由は、大手電力会社のように大規模な設備を持っていない為だそうです。
設備にかかるコストを抑えられている分、電気代を安く設定することができるんですね。
あとは、人件費などのコスト面の問題だと思います。
以前、関西電力で働く知人に聞いたことがありますが、大手電力会社は「えっ!」と思うほど、給料が高かったです!
そのコストの分が電気代に上乗せされているんでしょうね。(あくまで想像ですけど・・・)
Looopでんきの3つのデメリット
良いことばかり聞いていると、悪い部分がないのかを知りたくなりますよね。
電力自由化の仕組みで電力会社を変更するデメリットというのは、実はほとんどありません。
Looopでんきに切り替えることのデメリットをあげるとしたら、次の3つです。
Looopでんきの支払い方法はクレジットカードのみ
Looopでんきは、電気料金の支払い方法がクレジットカードのみなので、口座引き落としやコンビニ払いは利用できません。(デビットカードも利用不可)
なので、クレジットカードを持っていないと登録できない・・・というわけではありません。
というのも、Looopでんきの契約者とクレジットカードの名義は別でも問題ありません。
名字が違っても問題なく登録できますよ。⇒【検証】Looopでんきは契約者とクレジットカード名義の名字が違っても申し込みできる?実際に契約して登録してみた!
電気の検針票がなくなる
毎月の電気の使用量や料金が記載された明細書が届かなくなります。
なので、いつも紙で確認している方にとってはデメリットですね。
では、どこで電気の使用量や料金を確認するのか?
Looopでんきには【ご契約者様専用マイページ】というものがあるので、そちらのマイページで確認することができます。
今も紙の検針票ではなく、電力会社の会員サイトで電気の使用量や月額料金を確認している方だと、影響はありませんね。
契約中に料金が変わることがある
大手電力会社と同じように、契約の途中で料金が変わることがあります。
電気料金の変動は当たり前にあることなので、デメリットと呼べるものではないかもしれませんが、一応デメリットに入れてみました。
もし、料金が上がることがあれば、Looopでんきから事前にお知らせが来ます。
なので、料金が上がるタイミングでLooopでんきより安い会社があれば、乗り換えればいいだけですね。
Looopでんきを更に詳しく知りたい方は、こちらのLooopでんきのデメリット|トラブル対応や倒産リスクは?を参考にしてください。
Looopでんきに切り替える時の不安点|今と変わることは?
「Looopでんきの仕組みがよくわからないので不安・・・」
「今と変わってしまうことはないのだろうか?」
「契約の変更手続きとかは苦手だから・・・」
Looopでんきに切り替えるにあたり、わからない事や不安な部分があると思います。
我が家もそうですが、「これってどうなるの?」と気になることもありましたので色々調べました。
結論から言うと、Looopでんきに切り替えても、今と何も変わりません!
緊急時や停電の時の対応
停電や緊急時の対応は今までと同じです。
何かあった時は、今まで通り東京電力や関西電力に連絡すれば対応してくれます。
他の会社に乗り換えたからといって、対応が遅くなることもありませんよ。
停電になりやすくなる?
停電が増えることはありません。
今と全く同じ品質の電気が流れてくるので大丈夫です。
契約期間や解約金
Looopでんきは1年間の自動更新です。
ただし、Looopでんきは途中解約の違約金が0円です。
なので、実質は契約期間がないようなものですね。
工事費や初期費用
工事は基本的にありません。
電気メーターがスマートメーターになっていない場合は交換が必要ですが、工事の立会いや工事費は必要ありません。
Looopでんきに切り替える費用は無料です。
携帯電話を契約する時にかかる【契約事務手数料】のような、よくわからない料金が発生することがありません。
現在契約している電力会社の解約
現在契約している電力会社へ解約の連絡は必要ありません。
Looopでんきに切り替わった時点で自動解約になる仕組みになっています。
電気代は二重請求されないのか?
Looopでんきと現在の電力会社の電気代が二重で請求されることはありません。
電気の検針日に合わせて切り替わるようになっているので、「両方から請求された!」みたいな事にはなりませんのでご安心を。
Looopでんきが倒産したら電気が止まる!?
万が一Looopでんきが倒産しても大丈夫な仕組みになっているんです。
【セーフティーネット】といって、Looopでんきが倒産しても、東電や関電などの大手電力会社が電気を供給します。
なので、「Looopでんきが倒産したから電気が止まる」ということにはならない仕組みなんです。
LooopでんきのQ&AはLooopでんき公式HPにもありますので、申込前に気になることはチェックしておいた方がいいですね。
Looopでんきの口コミや評判
Looopでんきの悪い口コミ
合いませんでした
電力自由化でメリットがあるかと思い解約しましたが、月々1000〜2000円程高くなりました。後で調べてみると、オール電化には向かないとのこと。
関西電力でははぴeプラ…#電力 #新電力 #Looopでんきhttps://t.co/UpzrybdH93— 電力会社Hack (@denryokuhack) 2018年7月20日
looopでんきにして電気代全然変わらないというかやや高になった
— ー (@nyu0916) 2018年2月22日
「Looopでんきにしたら高くなった」という声もありますね。
毎月の電気代や契約プランによっても変わるので、そこは注意が必要です。
一方でLooopでんきに切り替えて電気代が安くなったという声は多数あります。
Looopでんきの良い口コミ
去年7月(東電):10200円(385kwh)
今年7月(looopでんき):7772円(290kWh)
予想だと月1500円くらい安くなる計算だったけど
電力グラフ表示見てると節電意識が高まるのもあるね— shun (@shun_photo) 2018年7月18日
Looopでんきに変えてから5ヶ月で8,446円の節約できたみたい(以前は東京電力)。月当たり1,689円。
まぁ、あくまでも目安だけど。 pic.twitter.com/VQkSAWECQj— しごたの/大橋 悦夫 (@shigotano) 2017年12月22日
Looopでんきに切り替えた人が全員「Looopでんきに変えて良かった」、というわけではないと思います。
どんな商品でも、合う・合わないがあるので、そこは仕方ありませんね。
なので、切り替える前にしっかりシミュレーションが必要です!
Looopでんきの申込み手続きは簡単
「Looopでんきの申込み手続きは簡単です」と言っても、こういう手続きが苦手な方からすると、結構なハードルですよね。
Looopでんきの申込み手続きは、
- 重要事項の確認
- 申し込み情報の入力
- 支払い情報の入力
この3ステップで完了します。
申し込みにかかる時間は5分~10分です。
申し込みが完了すれば、あとは何もやることがありません。
電気代が安くなる日をただ待つだけです。
電気の検針票や、電力会社の会員サイト(東電のでんき家計簿や、関電のはぴeみる電など)の情報があれば手続きはすぐに終わりますよ。
Looopでんきの申込み手続きを画像解説つきで解説していますので、よければ参考にしてください。
まとめ
電力会社を変更することは、最初は抵抗があると思います。
「何かあった時の対応は大丈夫かな?」
「工事や手続きが面倒なのでは?」
「仕組みがよくわからないし、本当に安くなるかどうかもわからない・・・」
不安があったり、仕組みがよくわからないと、「電気代が安くなります」と言われても変更する気にはなりませんよね。
でも、実際のところは、今と何も変わらずに、料金の支払い先を変更するだけで電気代が安くなるのが電力自由化の仕組みです。
Looopでんきをもっと詳しく知りたい方は、コチラのLooopでんきのことがよくわかるまとめ!を参考にしてください。
いま契約している電力会社に「昔からお世話になっていて、義理もあるので変更できない」という事情やこだわりがあれば別ですが、そうじゃなければ、Looopでんきに切り替えた方が電気代は安くなります。
我が家は関西電力にとくにこだわりもなかったので、「リスクなく電気代を安くできるんだったら」と思い切り替えました。
以前、携帯電話の契約を変更する時に、「何も文句を言わず、長い間同じ会社を使っている人が一番損をする」と言われたことがあります。
今回の電気の契約変更もまさにそうだな!と思いました。
ずっと同じ会社を使っているからといって、とくに割引があるわけでもありませんよね。
Looopでんきへの変更は、実は一番簡単に電気代を節約できる方法です。
しかも解約金がかからないので、いつでも元に戻すこともできるのでリスクがない方法です!
料金シミュレーションをして安くなるようであれば、早めに手続きをしてくださいね。
申込日が1日違うだけで切替えが1ヶ月遅れてしまい、料金が安くなるのも1ヶ月遅くなってしまいますので。