夏が来るたびに「今年は去年より暑くなってる」と、毎年思います。
室内でも熱中症になる可能性があるので、我が家でも、年々エアコンを入れる時期が早まってきています。
それにともなって心配になるのが、電気代ですよね。
冷房を入れている時間が長ければ長いほど、電気代の請求が怖くなります。。。
とくに10年以上前のエアコンを使っている場合、最新のエアコンと比べると、電気代が大きく違うとも言われています。
そこで、10年以上前のエアコンを使っている場合、どのようにすれば電気代を安くすることができるのか? についてご紹介していきます。
10年以上前のエアコンの電気代ってどれくらい高いの?
家電量販店にエアコンを見に行くと、必ずと言っていいほど「古いエアコンを使っているなら、長期的な目で見れば、買い替えた方がトータルコストが安くなりますよ」と言われます。
古いエアコンより新しいエアコンの方が、電気代が安くなることはわかっていますが、「はい、わかりました。じゃあ、買い替えます」とはならないですよね。
では、10年前のエアコンと最新のエアコン、どれくらい電気代が違うのか?
エアコンのランクや使用状況にもよりますが、10%~15%違います。
15年以上前になると、20%くらい変わってきます。
ざっくりとした計算ですが、10%変わるということは、月の電気代が10,000円としたら、1ヶ月1,000円安くなるってことですよね。
1ヶ月1,000円安くなるのは大きいですが、「1ヶ月1,000円の違いかぁ。エアコンをつけるのは夏と冬だけだし、その為に買い替えで一気に10万円くらい支払うのはなぁ・・・」と悩んでしまいます。
で、いつも結局買わないのですが・・・
なので、「エアコンを買い替えましょう」というお話しではなく、エアコンを使いながら、いかに電気代を安くするか?ということについてのお話しです。
エアコンのドライと冷房の電気代 10年以上前の機種だとどっちが安い?
エアコンのドライと冷房、どちらを使った方が良いのかは、ドライの仕組みによって違います。
ドライの仕組みは2種類あり、「再熱除湿方式」「弱冷房除湿」に分けられます。
現在使っているエアコンがどちらの方式かによって、電気代は大きく違います。
再熱除湿方式のエアコンを使っている場合、冷房を使用した方が電気代が安くなります。
反対に、弱冷房除湿の場合は、冷房ではなくドライを使用した方が電気代が安くなります。
※再熱除湿方式と弱冷房除湿の違いや、なぜ安くなるのかの詳しい説明は、こちらのエアコンのドライと冷房の違いで紹介していますので、良かったら参考にしてください。
では、今使っているエアコンがどちらの方式なのかをどうやって見分けるのか?
- エアコンの取り扱い説明書や、リモコンの表示で確認する
- メーカーのホームページや、電話問い合わせで確認する
- エアコンの製造年(何年製)を確認する
この3つです。
1と2はご説明するまでもないですね。
3のエアコンの製造年の確認ですが、エアコンの下面や側面にシールが貼ってあると思います。
その製造年数が2011年以降であれば「弱冷房除湿」、2011年以前であれば再熱除湿方式です。
なぜ2011年かというと震災があり電力不足に陥ったため、旧式のドライでは無駄な電力を消費するということで、2011年に改善された為です。
なので、2011年以降に製造されたエアコンは「弱冷房除湿」になっているんですね。
エアコンの電気代はつけっぱなしとこまめに消す どちらが安い?
「エアコンはこまめに消すよりも、つけっぱなしの方が電気代が安い」というのを聞かれたことがあるかもしれません。
「24時間ずっとつけておいた方がいい!」なんて声もありますが、実際は使わないなら消した方が安くなります。
ただ、「使わないなら消した方がいい」と言っても、こまめにON・OFFするのは逆効果になります。
どの程度の時間使用しなければOFFにした方がいいのかを、以前TVで実験していました。
エアコンの冷房をつけっぱなしにしておく目安の時間
【実験条件】
- 天候:晴れ
- 気温:30℃以上
■マンション(1DK)の場合
14畳の部屋の場合、35分までの外出であれば、エアコンをつけっぱなしの方が電気代がお得!
■戸建て(木造住宅)の場合
12畳のリビングの場合、5時間27分までであれば、エアコンをつけっぱなしの方が電気代がお得!
※くもりの場合は1時間までであれば、つけっぱなしの方が良い
エアコンのつけっぱなしとこまめに消す問題は、エアコンはつけっぱなしよりこまめに消すべき?外出時の目安と電気代で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
戸建ての場合の時間の長さにビックリですよね!
1DKのマンションと違い、戸建ての場合は他にも部屋があるので、部屋と部屋の断熱性が低くなるのが原因だそうです。
ということは、マンションでも複数部屋がある場合は、1DKの時間(35分)よりも、つけっぱなしにしておいた方が良い時間が長くなるということですね。
エアコンの電気代が怖い!簡単にできる電気代の節約方法3選!
怖い電気代の恐怖を少しでも和らげてくれる、簡単にできる電気代の節約方法を3つご紹介します。
サーキュレーターを活用する
サーキュレーターは扇風機のような形をしていますが、扇風機とは目的が違います。
扇風機は「涼を取ること」を目的に作られていますが、サーキュレーターは「空気を循環させること」が目的です。
エアコンの冷気を部屋の中にまんべんなく循環させるには、サーキュレーターが最適です。
サーキュレーターは天井に向けて使うと効果的です。
なぜ天井に向けて使うのかというと、冷たい空気より暖かい空気の方が軽いので、冷たい空気が必ず下にあります。
なので、サーキュレーターを使って空気をかき混ぜることで、部屋を均一に冷やすことが出来るんです。
その結果、エアコンが無駄に頑張らなくて良いので、電気代の節約にも繋がります。
冷房の場合、設定温度を1℃上げるだけで約10%もの節電になります。
エアコンの室外機にカバーをしたり周りに物を置かないようにする
室外機の前に物を置いたりしてしまうと、かなり無駄な電気代を消費してしまうので、何も置かないようにしましょう。
エアコンの室外機は運転中、部屋の中の熱い空気を捨てるための役割があります。
なので、室外機の前に物を置いてしまうと、熱い空気を吸い戻してしまうことになってしまいます。
かなり電気の無駄使いになってしまうので、注意してくださいね。
あと、室外機に太陽光が当たると無駄な電力を消費してしまうので、なるべく室外機に日が当たらないように工夫が必要です。
室外機カバーは日よけ効果の他に、室外機を長持ちさせてくれる効果があるそうです。
※エアコン運転中は、室外機カバーは外しておいた方が良いです。室外機の前に物を置くのと同じで、せっかく外に放出した熱をまた吸い込んでしまう為です。
電気プランの見直し
一番簡単に電気代を節約できる方法です。
手間もお金もかからないのでオススメです!
今契約している電気プランは、自動的に適用されているプランの方がほとんどだと思います。
入居するときに「電気を使えるようにしてください」と連絡することはあっても、「電気のプランをこれでお願いします」と言うことってありませんよね。
なので、現在のプランが最適だとは限りません。
現在契約している電力会社(東電や関電)などに連絡すれば、使用量から最適なプランを教えてくれます。
ただ、この方法だと微々たる金額しか安くなりません。
大幅に電気代を安くするなら、電力会社を切り替えるのが一番です!
実際、我が家はLooopでんきに変更して10%程度電気代が安くなりました。
Looopでんきに切り替えるにあたり詳しく調べましたので、こちらのよくわかるLooopでんき|我が家の電気代が10%安くなったを参考にしてください。
10年以上前のエアコンでも電気代はつけっぱなしが安い?簡単に節約できる方法も紹介!まとめ
10年以上前のエアコンは、最新のエアコンと比較すると10%~15%電気代が違います。
電気代を少しでも安くするには、
- 使っているエアコンのドライ機能を調べる
- 無駄にエアコンをON・OFFしない
- サーキュレーターを使用したり、電気プランの見直しをする
などを実践するだけです。
エアコンの電気代の恐怖は、夏だけでなく、冬の暖房シーズンもやってきます。
1年間通して安定して電気代を安くするなら、電気プランの見直しが最適ですよ。
⇒家計の強い味方!Looopでんきの評判と評価|乗り換えるメリットやデメリットと注意点!