京都の代表的なお祭りの祇園祭に、今年初めて行ってみようかなという人も多いのではないでしょうか?
7月に1ヶ月間続く祇園祭のメインイベントでもある山鉾巡行の見所について、初めて行く人向けに紹介します。
前祭と後祭はどちらにいけば良いのかについても参考にしてください。
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祇園祭の山鉾巡行の見所は?
祇園祭の山鉾巡行の見所といえば、三階建てのビルにも匹敵する大きさの山鉾が京都の町を巡ります。
その数は33基にも及びます。
伝統的な美術工芸品で装飾された山鉾は動く芸術品と呼ばれています。
美術工芸品に興味がない人でも、初めて見た時はたいてい圧倒されます。
そして、山鉾巡行の最大の見所は「辻回し」と呼ばれる、山鉾の方向転換です。
実は山鉾には車輪はついているのですが、方向転換する為の舵がついていない為、直進しか出来ないんです。
山鉾巡行中、3度辻回しが行われるのですが、交差点で方向転換をする山鉾を一目見ようと多くの人が待ち構えています。
あと山鉾と一緒に歩いてきます。
というのも、山鉾はだんじり祭のようなものすごい勢いで進んでくるわけではなく、いかにも京都らしく優雅に進んでいきます。
交差点で方向転換を行う際も、一旦止まって車輪の下に竹を敷き、更にその上に水を撒いて方向転換します。
山鉾巡行は前祭と後祭に分かれているので、前祭と後祭の違いについて紹介します。
祇園祭の前祭と後祭の違いは?
山鉾巡行の前祭と後祭の違いは、山鉾の数が違います。
山鉾巡行には全部で33基の山鉾が登場しますが、前祭23基、後祭10基に分かれます。
また後祭は山鉾巡行の他に花傘巡行も行われます。
前祭
7月17日9時開始です。
四条烏丸を「長刀鉾」という山鉾を筆頭に23基の山鉾が都大路を巡行します。
辻回しが行われるのは、次の3つの交差点です。
・9時40分頃 四条河原町 (一番混み合います。なかなか壮絶な場所取りが行われます)
・10時30分頃 河原町御池
・11時20分頃 新町御池
後祭
7月24日9時30分開始です。
前祭の山鉾巡行とは逆回りで進んでいきます。
辻回しが行われるのは、次の3つの交差点です。
・10時頃 河原町御池
・10時40府頃 四条河原町
・11時20分頃 四条烏丸
花傘巡行は10時に八坂神社を出発して12時前に八坂神社に戻ってきます。
山鉾巡行と花傘巡行を両方見るには、河原町通りと寺町通りの間であれば両方見ることが出来ます。
祇園祭の山鉾巡行おすすめ
初めて祇園祭の山鉾巡行に行く時のおすすめの日程や持ち物を紹介します。
おすすめの日程
賑やかさでいうと前祭の方が人出も多く賑わっています。
山鉾の数も23基あり、有名なものも前祭に出ています。
ちなみに山鉾は一部例外もありますが、一般的には小さいのが「山」で、大きいのが「鉾」です。
もし前日から泊まりで行くのなら山鉾巡行の前の宵山がありますが、前祭には夜店は出ていますが後祭には夜店は出ていません。
祇園祭の雰囲気を楽しむのであれば、初めて山鉾巡行に行くなら17日に行われる前祭がおすすめです。
ただ、人混みが苦手という方の場合は比較的穏やかに見られる後祭の方が良いと思います。
前祭の山鉾巡行当日が、日曜日や祝日の場合はかなりの人で賑わいますよ。
おすすめの持ち物
祇園祭の山鉾巡行が行われる時期の京都は暑いです。
さらにもの凄い人混みですので、熱気が凄いです。
ですので、熱中症にならないようにしっかり対策をしてくださいね。
救急車で運ばれる方もいらっしゃるくらいなので。
帽子を被ったり、扇子や団扇などは持っておいた方が良いです。
あと冷却スプレーやネッククーラーなどもおすすめです。
スポーツドリンクで水分補給もしっかりしてくださいね。
応急の救護所も設置されていますので、体調がおかしいなと思ったら速やかに行くようにしてくださいね。
この時期の京都は本当に暑いですから。
その他おすすめ
カップルの方、子供連れの方は手を握って行動した方が良いです。
人が多いので、人波に流されて知らない間にはぐれてしまうこともありますので注意してください。
一度はぐれてしまうと、集合場所を事前に決めておかないとなかなか再会することが出来ないかもしれませんよ。
あと、鞄は後ろではなく前に持った方が良いです。
せっかくの祭りの日なのですが、悲しいことに盗みをする人もいますので注意してください。
ポケットに財布や携帯電話を入れておくのも危険ですので、鞄にしまっておいた方が良いですよ。
まとめ
祇園祭の山鉾巡行の見所や前祭と後祭の違いとおすすめについて紹介しました。
暑さ対策をしっかり行って、ぜひ祇園祭を楽しんでください。
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