中華料理屋さんやラーメン屋さんで出てくる美味しいチャーハンって、ご飯がパラパラになっているものが多いですよね。
自宅で真似をして作ってみても、パラパラにならず上手くいかない事もあると思います。
実は、お店で出てくるようなチャーハンを自宅で作りたいなら、ポイントがわかっていないと作ることが出来ません。
自宅で作るチャーハンがパラパラにならない理由や、家庭で作る時の注意点と作り方さえ知ってしまえば、今日から自宅でパラパラの美味しいチャーハンが作れるようになりますよ。
チャーハンがパラパラにならないのはなぜ?
チャーハンは具材を入れて炒めるだけのシンプルな料理なのに、調理する人によって全く違うものになってしまいます。
シンプルなのに奥が深いなぁと思います。
チャーハンをパラパラにしたいのに、なぜかいつもベチャベチャになってしまっていませんか?
いつもベチャベチャのチャーハンになってしまう人は、次に挙げる事に思い当たるものがないかチェックしてください。
【チャーハンがパラパラにならないのはなぜ?】
- 炊きたてのご飯を使用している
- 卵の量が多い(1個以上入れている)
- ごはんの量をお茶碗1杯分以上入れている
- 油を入れる前のフライパンの温度が低い
- 鍋を中華料理屋のように振っている
- 強火で炒めている
どうでしょうか?
当てはまるものはあったでしょうか?
意外なものもあったかもしれませんが、もし1つでも当てはまるものがあればベチャベチャになる可能性が高いです。
次は、チャーハンがパラパラにならないのはなぜ?、という理由と作り方について説明します。
チャーハンの家庭での火力加減
チャーハンをパラパラにするコツは「火力」も大きなポイントです。
「チャーハンがパラパラにならないのはなぜ?」の質問で、
- 鍋を中華料理屋のように振っている
- 強火で炒めている
にチェックが入った人も多いのではないでしょうか?
強火で炒めることも間違いではないのですが、素人が強火で炒めてしまうと「パラパラ」ではなく「パサパサ」になってしまう事があります。
昔、中華料理屋さんで働いていた時に、陳さんという中国人のベテランシェフに「自宅でお店みたいなチャーハンはどうすれば作れる?」と聞いたことがあります。
陳さんは「火力が弱すぎるからどれだけ強火で炒めてもムダだよ。家で作るなら卵とご飯を先に混ぜておいて、中火で炒めた方がパラパラになる。だから鍋は振るな」と言っていました。
「強火じゃなくて中火?」と思いましたが、理由を聞くと納得できました。
- 素人が強火で炒めてしまうと、パラパラになる前にご飯や卵が焦げてしまう
- 卵とご飯を先に混ぜておくのは、塊のご飯を1粒1粒分けていく事が出来るのと、炒める時間の短縮
- 中華料理屋で鍋を振るのは食材に均等に火が当たるように振っているが、家のコンロは火力が弱いので振る意味がない
上記の理由から、強火で鍋を振りながら作るのではなく、中火でお箸やしゃもじなどを使って混ぜながら炒める方が良いんですね!
チャーハンの家庭での火力加減も分かったことですし、作り方の手順を見ていきましょう。
チャーハンをパラパラにする作り方
パラパラのチャーハンの作り方です。
1.ご飯の量はお茶碗一杯分
ご飯の量はお茶碗1杯分がベストです。
多すぎるとパラパラになりにくいです。
2.炊き立てのご飯ではなく冷凍ご飯を使う
炊きたてのご飯は水分が多いので、冷凍ご飯をレンジで温めたものを使用してください。
水分が多いと出来上がりがベチャっとなってしまいます。
3.ご飯に卵を混ぜる
レンジで温めたご飯に卵を混ぜます。
この時のコツは卵を直接ご飯にかけるのではなく、別容器で卵を溶いておいてください。
卵をご飯にかける時は一気にかけるのではなく、ご飯にお箸をさしてそこに少しずつ卵を流すように入れてください。
ご飯をかき混ぜながら卵を入れていって、ご飯が塊ではなく粒ごとになってきたら完成です。
卵を入れすぎるとベチャベチャになってしまうので注意してください。
4.フライパンをよく熱してから油を入れる
フライパンをよく熱してから油を入れてください。
煙が出るくらいまで熱してから油を入れてください(油は多めに入れてください)
5.中火で炒める
あとは中火で炒めるだけです。
3.で別容器に溶いた卵の残りを入れてください。
お茶碗1杯分のご飯の量だと、半分位は卵が残っているはずです。
卵をかき混ぜてからご飯を入れます。(この時卵が焦げないように注意してください)
ある程度ご飯が炒まったら、具材を入れてください。
最後に調味料を入れて完成です。
※おすすめの具材や調味料を使った美味しいチャーハンの作り方は、別記事にて紹介させていただきます。
チャーハンの美味しい作り方!おすすめの具材と味付けで絶対美味しくなる!
まとめ
チャーハンをパラパラにするコツは、
- ご飯の量はお茶碗1杯分
- 炊いたご飯ではなく冷凍ご飯を温めて使う
- 卵の量はお茶碗1杯分のご飯に対して1個(混ぜる分も合わせて)
- 油を入れる前に煙が出るくらいまでフライパンを熱する
- 強火ではなく中火でフライパンを振らずに炒める
コツはわかっていても、なかなか思うような出来上がりにならない事もあると思います。
繰り返し作っていくうちに、ベストチャーハンを見つけてください。