最近、駐車場を事前に予約するのが主流になりつつあるようで、駐車場のシェアサービスを始め、駐車場予約のアプリも増えています。
その中でも、穴場の駐車場を探して予約できる、NTTドコモが開発したアプリ「smart parking peasy(ピージー)」について紹介します。
知名度はまだまだのアプリですが、ライバルがほとんどいない分、目的の駐車場が確保しやすいアプリです。
駐車場アプリ「Peasy(ピージー)」ってどんなサービス?
PeasyはNTTドコモが2017年7月21日にサービスを開始した駐車場アプリです。
ドコモは、本システムにより運営される駐車場を利用するためのドライバー向け専用アプリ「Peasy」を2017年7月21日(金曜)より提供いたします。本アプリにより、ドライバーは目的地付近の空き駐車場を探すことができます。また、アプリからクレジットカード情報を登録することにより、料金精算用の現金を事前に準備する必要もなくなり、手軽に駐車場を利用できるようになります。
引用:NTTドコモ報道発表資料
Peasyは目的地周辺の空き駐車場を検索でき、予約・精算までアプリで完了します。
お目当ての駐車場が見つかれば、利用開始の30分前まで駐車場を確保しておくことができます。
次は、ピージーを利用するメリットについてです。
Peasy(ピージー)の3つのメリット
駐車場アプリ「Peasy」を利用するメリットは3つあります。
- 駐車場料金が相場より安い
- Peasyの利用者しか駐車場を利用できない
- 初期費用や月額料金がいらない
1.駐車場料金が相場より安い
Peasyで利用できる駐車場は、相場より料金が安くなります。
例えば、下の画像の駐車場は通常料金の半額で利用できます。
通常料金だと30分200円ですが、ピージーを利用すると30分100円で利用できるんです!
他の駐車場も同じように通常料金より安い金額で利用できるので、駐車場をよく利用する人は入れておいて損はしないアプリです。
2.Peasyの利用者しか駐車場を利用できない
Peasyのアプリ内で検索できる駐車場は、Peasyで確保された駐車場のみです。
つまり、Peasyのアプリをインストールしていない人は利用できません。
なので、他の人が知らない穴場駐車場が見つかることもありますよ。
3.初期費用や月額料金がいらない
ピージーは駐車場を利用した時のみ料金がかかります。
なので、駐車場を利用しなければ料金が発生しないので、東京・大阪の駐車場を利用する人は、とりあえず入れておくと便利なアプリだと思います。
次は、ピージーのデメリットについて紹介します。
Peasy(ピージー)の4つのデメリット
Peasy(ピージー)には4つのデメリットがあります。
- 登録されている駐車場のほとんどが東京都と大阪府内
- 駐車場の数が少ない
- 利用開始の30分前からしか駐車場をキープできない
- アプリの知名度が低い
1.利用可能エリアが東京都と大阪府内
Peasyで利用できるのは、ほとんどが東京都と大阪府内の駐車場です。
一部、その他の地域も利用できますが、メインが東京と大阪なので、それ以外の地域で利用する場合はあまり意味がないかもしれません。
2.駐車場の数が少ない
登録されている駐車場の数はそれほど多くありません。
なので、まだまだこれからといったイメージです。
3.利用開始の30分前からしか駐車場をキープできない
シェアサービスの駐車場などの場合、数日前から予約できたりしますが、ピージーは最大30分しか駐車場をキープすることができません。
なので、「○○の花火大会に行くから前日に駐車場を予約しておく」というようなことが出来ません。
「最大30分しかキープできなければ、お目当ての駐車場が埋まってしまうのでは・・・」、そんな可能性もなくはないですが、そもそもPeasyのアプリを使っている人がそれほどいないので、満車になる可能性は低いです。
4.アプリの知名度が低い
Peasyはアプリの知名度が低いので、たぶん周りでも使っている人はあまりいないでしょう。
でも、逆に言えば、ライバルが少ない分「空き」が多いですし、穴場の駐車場を確保できるということです。
では、実際にPeasy(ピージー)を利用している人の口コミを紹介します。
Peasy(ピージー)の口コミ
良い口コミ
すっごい安い!これがあれば普通の駐車場に停めるよりも断然お得!
子供が居ると駐車場の料金精算が面倒だったので、勝手に精算してくれて便利。
短時間だけ駐車するのに、使わない時間の分を払うのが嫌だったのですが、時間単位が短いためリーズナブルに使うことができました。
良い口コミに多かったのが「料金の安さ」です。
さきほど紹介したように通常の半額で利用できるので、かなりお得感が高いアプリだと思います。
悪い口コミ
駐車場の数が少ない。
操作しにくいし、使いにくいアプリ。
東北で使いたいのに出ない。
もっと駐車場の数を増やしてほしい。
悪い口コミの数はそれほど多くありませんでしたが、「駐車場の数が少ない」というのが不満の声のようです。
確かに、一般的な駐車場検索サービスに比べると少ないので、その点はもう少し改善してもらえれば嬉しいですね。
次は、駐車場アプリPeasyの使い方を紹介していきます。
Peasy(ピージー)の使い方
まずは、目的地周辺の駐車場を検索します。
駐車場が見つかったら、画面下にある「駐車場をキープする(無料)」をクリック。
「この駐車場をキープします」の画面が出てくるのでOKを押す。
スマホの通知設定がOFFになっていると、「入庫の際に通知を受け取る」の画面が表示されるので、通知設定へ行って「通知をON」にします。
無事、駐車場のキープ完了です。
もし、キープを取りやめたい場合は、画面下の「キープを取り消す」を押せばOKです。
もしくは、入庫期限の時間を過ぎると、自動的にキープが取り消されます。
Peasy(ピージー)の登録は超カンタンですぐに終わるので、そのやり方も紹介しておきます。
Peasy(ピージー)の登録は5秒で完了
まずは、Peasy(ピージー)をインストールします。
- LINE
上記3つのどれかのアカウントを持っていれば、アカウントを選ぶだけで登録が完了します。
【ピージーを利用する為に必要な登録】
- 氏名
- 電話番号
- クレジットカード
※車両情報(車種・車番)は登録しなくても利用できます。
【登録できるクレジットカード】
- VISA
- MASTER
- JCB
- AMERICAN EXPRESS
- Diners Club
※支払いはクレジットカード払いのみで、現金決済はできません。
Peasy登録時に出てくる情報の外部送信について
Peasyのアプリをインストールして登録しようと思ったら、以下のような画面が出てきます。
初めてこの画面を見たとき、「端末内の次の情報を外部送信します」の文言に焦ってしまいました。
落ち着いて読めば何てことはなかったのですが、もしかしたら同じように焦ってしまう方もいるかもしれないので共有しておきます。
「パッと見たときは情報が全部抜き取られるのでは!」と思いましたが、NTTドコモが開発しているのでそんなわけありませんでした。
利用目的が明確
Peasyを利用する際に外部に送信される情報は以下の6つですが、それぞれに利用目的が明確に記載されています。
- お客様の指名、電話番号、車両情報(車種、車番):利用方法誤りが発生した場合にお客様へご連絡するため ⇒ 第三者送信先:Google LLC
- お客様がログイン時に入力したSNSアカウント:SNSアカウントによる本サービスへのログインを行うため ⇒ 第三者送信先:GMOペイメントゲートウェイ株式会社
- お客様のクレジットカード番号、カード名義、カード有効期限、セキュリティコード:本サービス提供時の決済を行うため ⇒ 第三者送信先:Google LLC
- GPS測位した位置情報:サービス利用時の位置情報との照合のため ⇒ 第三者送信先:AppsFlyer Ltd.
- アプリケーションの利用履歴・端末情報:統計的なお客様利用状況計測のため
- システム利用履歴:お客様の利用履歴を表示するため
ちゃんと見れば当たり前のことが書かれているのですが、パッと見ただけだとちょっと焦ってしまいます。
まぁ、そもそもNTTドコモが個人情報をいい加減に扱うアプリを開発するはずがないですね。
まとめ
駐車場アプリ「Peasy(ピージー)」は、知名度こそまだまだですが、意外と使えるアプリです。
通常より安い料金で利用できますし、検索で出てくる駐車場はPeasyのアプリ利用者以外止めることが出来ないので、穴場の駐車場を見つけることもできます。
エリアが限られているのがデメリットではありますが、東京都と大阪府内の駐車場を利用するなら、入れておくと便利なアプリですよ。
初期費用や月額料金もかからないので、インストールして「これ使えない」と思えば、アンインストールすればいいだけですしね。
ライブやお祭り・花火大会など、人が集中するイベントの時など便利ですよ。
他の人が止められない駐車場を利用できる、ちょっとした優越感を味わえるかもしれませんね。