西郷洞窟に初めて行く場合、洞窟の場所を勘違いしてしまい、目的の場所を見ずに帰ってしまった・・・
という方も、たまにいらっしゃるようです。
確かに洞窟が2つあるので、勘違いしてしまう可能性があるかもしれません。
西南戦争最後の5日間、西郷隆盛がたてこもった西郷洞窟へのアクセス方法や見どころと、観光の注意点についてご紹介します。
西郷洞窟は城山にありますので、城山の山頂の城山展望台とセットで観光する際の、効率の良い行き方もあわせて紹介します。
西郷洞窟へのアクセス
西郷洞窟は、城山展望台に向かう途中にある場所です。
西郷洞窟へバスで行く場合は、「カゴシマシティビュー」か「まち巡りバス」を利用します。
どちらも、鹿児島中央駅を起点として、鹿児島市内を循環しているバスです。
バスの運行時間の間隔は、「カゴシマシティビューで30分に1本」、「まち巡りバスで20分に1本」で運行されています。
※カゴシマシティビューは「城山・磯コース」「ウォーターフロントコース」の2路線ありますが、2018年1月13日から1路線に統合されます。
バスを利用して、「城山展望台」と「西郷洞窟」に行く場合は、先に城山展望台に行ってから西郷洞窟に行くルートがおすすめです。
というのも、先に西郷洞窟に行った場合、タイミングが悪いとバスを20分~30分待たないといけない可能性があるからです。
「バスを20分~30分も待つのだったら歩いて行こう」となった時に、西郷洞窟から城山展望台は、上りの勾配が急なので疲れてしまいます。
城山展望台から西郷洞窟だと下りルートですので、徒歩で向かうなら、先に城山展望台に向かった方が楽ですよ。
ただ、徒歩の場合は車道の脇を歩きますので、くれぐれもお気をつけください。
西郷洞窟へ車でのアクセス
車でアクセスする場合は、城山展望台・西郷洞窟、どちらが先でも変わりませんが、寄りやすさで言うと[城山展望台→西郷洞窟]です。
車は、西郷洞窟の横にあるお土産屋さんの駐車場に止めることができます。
大型バスがこない限り、駐車可能だと思いますが、NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の影響もあるので、もしかすると駐車場が埋まってしまうかもしれません。
駐車場の空きがあれば、先に寄っておいた方が良いかもしませんね。
鹿児島観光に車を利用する際、桜島が噴火して灰が降ってきても、なるべくワイパーは使用しないようにしてください。
⇒火山灰が降ってきても、ワイパーを動かしてはいけない理由とは?
西郷洞窟の基本情報
◆住所:鹿児島県鹿児島市城山町19
◆料金:無料
◆営業時間:見学自由
◆駐車場:土産物屋の駐車スペース10台程度
◆周辺:城山展望台、黎明館(れいめいかん)
西郷洞窟の見どころ
西郷洞窟は、西郷さん一行が5日間もたてこもった洞窟なので、大きな洞窟というイメージがありますが、実際はかなり小さな洞窟です。
桜島と並ぶ鹿児島のシンボル西郷さんの最後が、こんな狭い場所だったのかと思うと、いたたまれない気持ちになります。
洞窟の周りには柵がしてあるので、中に入ることは出来ないのですが、あまりの狭さに驚くと思います。
洞窟と看板以外に、西郷洞窟で観光するものはありませんので、観光の所要時間はさほどかかりません。
ちなみに西郷洞窟は、西南戦争の最後の5日間を過ごした場所ですが、 西郷隆盛終焉の地ではありません。
終焉の地は、西郷洞窟から少し下った場所にあります。
バスで1分~2分の「薩摩義士碑前」というバス停から、徒歩5分程度の場所が、「西郷隆盛終焉の地」です。
西郷洞窟を観光する際に、洞窟の場所を勘違いしてしまうこともあるようですので、観光の注意点を紹介します。
西郷洞窟の観光注意点!
城山展望台から下っていくと、左手に「西郷銅像撮影所」という大きな看板があります。
そこに、西郷さんの大きな銅像と洞窟がありますので、「ここが西郷洞窟?」と勘違いしてしまうことがあるそうです。
実際は、この場所は「西郷隆盛洞窟資料館」という、西南戦争に関する資料などが飾られている展示場です。
こちらの洞窟は、無料で中に入ることができる、西郷洞窟と合わせて観光できるスポットです。
洞窟の中には、小さな西郷隆盛の銅像も飾られていますよ。
西郷洞窟へアクセスや見どころのまとめ
西郷洞窟へのバスでのアクセスは、「カゴシマシティビュー」か「まち巡りバス」を利用してください。
城山展望台も観光される場合は、城山展望台から先に行った方が回りやすいですよ。
城山展望台から西郷洞窟へ徒歩で向かう場合は、車道の脇を歩きますので、車に注意してください。
西郷隆盛の大きな銅像がある洞窟は、西郷洞窟ではなく「西郷隆盛洞窟資料館」です。
西郷洞窟は、資料館よりも下にありますので、お間違えのないようにしてくださいね。
鹿児島観光の服装を季節や気温だけで決めてしまうと、旅行中かなり面倒なことになる可能性がありますので、鹿児島観光の際の服装や持ち物には十分注意してください。
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