喪中はがきを出したので「今年は年賀状がこない」と思っていたら、喪中はがきを出した人から年賀状が届いてしまった。
「返事をした方が良いのかな?」
「喪中はがきを出したから返事はしなくて良いのでは?」
「返事をしなければ、無視しているように思われないかな?」
あれこれ気になってしまいますよね。
◆喪中はがきを出したのに年賀状が届いた場合、返事をする必要があるのか?
◆寒中見舞いは必要?
◆喪中時に寒中見舞いを送るなら、気を付けるべきことは?
についてご紹介します。
喪中はがきを出した人から年賀状が届いた
ポストを開けたら「あれっ、喪中はがきを出したのに年賀状が届いてる」、「もしかして喪中はがき届いていなかったのかな」と不安になりますよね。
喪中の方には年賀状を出さないというのが、一般的な常識になっています。
では、年賀状を送ってくれた人がマナーから外れているかというと、そういうわけではありません。
喪中はがきの本来の意味は、「お祝いとか、おめでたいことは控えます」「しばらく喪に服しますので、こちらからは年賀状は送りません」という挨拶状です。
ですので、相手の方に「年賀状は送らないでね」という意味ではないので、年賀状が届いても不思議なことではありません。
ただ、そうはいっても「喪中の方には年賀状を送らない」というのが、一般的ですよね。
喪中の方に年賀状を送ってしまう理由のほとんどは、「気づかなかった」「ウッカリしていた」です。
今は、年賀状ソフトやパソコンで住所録を管理している方がほとんどなので、送付リストから外し忘れて送ってしまうことも多いようです。
あと、そもそも喪中はがきに気づいていなかったという人もいるそうですよ。
いずれにせよ、年賀状を送ってきた方に悪気はないと思います。
「ウッカリしていた、喪中だったのに年賀状送ってしまった」とポストに入れたあとに気づいて、焦っているかもしれません。
ただ、相手に悪気がない分、年賀状への返事や返信をどのようにすれば良いのか悩んでしまうところだと思います。
喪中ハガキを出した人から年賀状が届いたら返事をする必要があるのか?についてご紹介します。
喪中時の年賀状への返事は必要?
相手の方との関係性もあるので難しいところですが、一般的なマナーでは喪中時に届いた年賀状への返事は不要です。
喪中はがきで、新年の挨拶を欠礼させてもらうことは伝えているので、改めて返事をする必要はありません。
「でも、こちらが喪中だと気付いていたら、年賀状送ってくるような人かな?」
「返事しなかったら、無視していると思われるんじゃないか」
どうしても、気になる場合もありますよね。
特に、お世話になった上司や先輩だと、なおさらです。
そういった場合は、はがきでもメールでも良いので寒中見舞いを送ると良いですよ。
次は、喪中はがきを出した人から年賀状が届いた場合の、寒中見舞いのおくり方についてご紹介します。
喪中はがきを出した人への寒中見舞いのおくり方
喪中はがきを出した人から年賀状が届いた場合の、寒中お見舞いの送り方は2種類あります。
①寒中見舞いの文面に喪中欠礼のことを記載する
②喪中のことはふれずに、季節のご挨拶として寒中見舞いをだす。
①と②どちらが正解というわけでもありません。
年賀状を送ってくれた相手の方に対して、「喪中はがきを事前に送りましたので、年賀状を忘れていたわけではありませんよ」と伝えたい場合は、「喪中のため、年賀は控えさせていただきました」という旨を記載するのが良いと思います。
年賀状を出したあとに相手の方が気付いていたら、「嫌味に感じられてしまうかも」「相手に気を使わせてしまうかも」と思う場合は、喪中のことにはふれずに「寒い日が続きますが、いかがお過ごしですか」のような季節の挨拶状として送るのが良いですね。
本来、寒中見舞いは、暑中見舞いと同じように季節のごあいさつのものです。
ですので、喪中はがきを出した方へ寒中お見舞いを送る場合は、喪中欠礼に関しては記載しないことのほうが多いようです。
喪中はがきを出した人から年賀状が届いた時のまとめ
喪中はがきを出したのに年賀状が届いた場合は、相手のウッカリミスがほとんどのようです。
年賀状の返事に迷ってしまいますが、基本的に返事は不要です。
ただ、相手がこちらの喪中に気づいていない場合もありますので、気になる場合は寒中見舞いを送ると良いですね。