浴衣の帯って慣れていないと、すごく面倒くさく感じてしまいます。
浴衣を日常着ている人からすると、なんてことはない「浴衣の帯」ですが、普段浴衣を着ない人からすると少々ハードルが高いです。
初めて浴衣を着た時は、帯を結ぶのが面倒くさくて着るのをやめようかと思ったことがあります。
ネクタイの結び方などと同じで、一度覚えてしまえば簡単なものではあるんですけどね。
ところで、浴衣の帯にも種類があるのは知っていましたか?
帯の種類や結び方によっても見た目のカッコよさが大きく違いますので、一度しっかり覚えておきましょう。
初心者の浴衣の選び方!
男性の浴衣の帯の種類
浴衣の帯なんてどれも同じじゃないの?と思っている人もいると思いますが、男性の浴衣の帯には2種類あります。
角帯(かくおび)と兵児帯(へこおび)の2種類があります。
■角帯
いわゆる一般的な帯です。
兵児帯と比べて、上品できっちりした雰囲気が出ます。
礼装からカジュアルまで対応しています。
角帯は堅めに織られている為、腰に巻いた時にキュッと締まった感じがします。
気持ちが引き締まるのでダラダラした感じがなくなります。
■兵児帯
ゆったりした帯です。
カジュアルにゆったりと過ごしたい時は、兵児帯が向いています。
角帯と比べて生地がやわらかいので、腰に巻いた時でも締まった感じがなく、リラックスして過ごせます。
男性の浴衣の帯の種類は、「角帯」と「兵児帯」の2種類だけですので用途に合わせて選ぶようにしましょう。
男性の浴衣の帯の選び方
男性の浴衣の帯の種類は「角帯」と「兵児帯」の2種類ありますが、実際何を基準で選ぶべきなのでしょうか?
基本的に、初めて購入する時は「角帯」の方が良いですね。
角帯は礼装用でもカジュアルでも対応できるので、まずは角帯で慣れておくことをオススメします。
男性帯の適切な予算は?
まずは予算です。
帯の価格もピンキリで、2~3,000円のものから30,000円以上するものまであります。価格帯によって生地の質感が違います。
もちろん価格が高い方が、生地がしっかりしていて高級感があります。
予算に合わせて選ぶようにしてください。
浴衣と帯の色合わせ
次に、浴衣と帯の色あわせです。
今は様々な浴衣がありますので、全てを紹介していたらキリがないので代表的なものの色あわせを紹介します。
■紺色の浴衣に合う帯の色
灰色・黒色・からし色
■黒色の浴衣に合う帯の色
灰色・明るめの紺色・深緑色・白色
■灰色の浴衣に合う帯の色
黒色・深緑色・からし色
■深緑色の浴衣に合う帯の色
紺色・黒色・からし色
浴衣に合う帯の色の選び方は、実はものすごく簡単です。
しぶめの感じを出したい時は、「浴衣も帯も暗めの色を選ぶ」のがポイントです。
「黒色に灰色」とか「深緑に黒色」とかです。
モダンな感じを出したい時は「反対色」を選んでください。
反対色とは、例えば「青色と黄色」、「緑色と赤色」、「黒色と白色」のように明暗がハッキリするものです。
上記の浴衣と帯の色でいうと、「紺色にからし色」、「深緑色にからし色」、「黒色に白色」などです。
他には茶色などもありますが、初心者が手を出すと失敗しやすい色ですので、いきなり茶色はやめておいた方が無難です。
男性の浴衣の帯の結び方
男性の浴衣の帯の結び方は、女性の帯と比べると簡単です。
結び方はいくつかありますが、一般的な結び方として「貝の口」と「片ばさみ(浪人結び)」があります。
■貝の口
角帯の最もポピュラーな帯の結び方です。
貝の口で帯を結べるようになれば、他のものを無理に覚える必要はありません。貝の口さえ出来れば十分です。
■片ばさみ(浪人結び)
こちらも角帯のポピュラーな結び方です。
角帯と違い、背中の結び目が平らなので椅子にもたれかかったり、車に乗る時などでも帯が緩みにくい安心です。
貝の口よりも結び方が簡単で緩みにくい結び方です。
ちなみに帯は腰で巻くのではなく、腰骨で巻いてくださいね。
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まとめ
浴衣の帯の選び方で、全体の印象も大きく変わります。
浴衣を着るのにルールや形式はありませんので、予算や好みに合わせて、自分に合ったものを選んでください。