関西電力がガスの販売を4月から始めましたので、既に大阪ガスから変更された方もいるのではないかと思います。
逆に仕組みがわからないので、二の足を踏んでいる方も多いと思います。
電気ではなく、関西電力のガスの仕組みや、大阪ガスより安い理由を説明します。
関西電力のガスの仕組みは?
関西電力のガスの仕組みは一体どうなっているのでしょうか?
電気の会社がガスって大丈夫?と不安に思う方もいると思います。
実際は、大阪ガスのガスと何ら変わらない為問題ありません。
関西電力は自社でガス製造所を持っているので、 大阪ガス同様、ガスを製造する事が可能です。
そして、製造したガスを大元の配管に流します。
大元の配管というのは、家庭やお店などに通っているガスの配管です。
ただ、”大元の配管に関西電力からガスを流す”という所が重要で、 大元の配管に流れているガスの品質と関西電力が流すガスの品質が異なってしまうと大問題です。
異なる品質のガスが配管の中で混ざってしまうと、大きな事故に繋がりかねません。
極端な話し、ガソリン車にガソリンと灯油を混ぜて、 車を走らせるようなものです。
かなり危険ですよね。
ですので、そうならないように大阪ガスと全く同じ品質のガスを、 関西電力が作っていますので、何ら変わる事がありません。
ガスが自由化されたといっても、参入する敷居が高い理由は、 ガスの品質管理がかなり難しい技術が必要な為、 自社でガス製造所を持っている企業しか参入できないからなんです。
ちなみに、Jcomや生協もガス販売に参入していますが、 自社でガス製造所は持っていませんので、大阪ガスからガスを購入しています。
注意!
⇒【料金比較】光熱費は電気とガスをまとめない方が安くなる!?
関西電力のガスの方が安い理由は?
関西電力が自社でガス製造所を持っているのは理解できたけど、なぜ本業の大阪ガスよりも安いのか?
実は、大阪ガスよりも、 関西電力の方が年間の天然ガス購入量が多いんです。
大阪ガスも関西電力も、海外から天然ガスを購入していますが、 関西電量の方が購入量が多い為、単価を安く設定できるんです。
例えば、同じ品質の卵を6個入りを120円で購入するのか、10個入りを160円で購入するのかによって、1個あたりの卵の単価が20円と16円で違いますよね。
たくさん購入した方が安いというのは、身近な所でも多いのでイメージはつきやすいと思います。
関西電力からすれば、電力自由化になって電気契約を他の会社に奪われているので、薄利多売であっても、ガスの顧客を取り入れていきたいのだと思います。
ガスとセットでする事で、電気の契約をしている顧客も囲みやすくなりますしね。
関電ガスを申込む時に大阪ガスの解約は必要?
関電ガスを申込む時に大阪ガスの解約は必要なのでしょうか?
自分で解約手続きをする必要はありません。
関電ガスを申込みすれば、関西電力と大阪ガスでやり取りを行い、大阪ガスの契約は自動的に解約になります。
面倒な手続きがなく、安いプランに変えられるというのも魅力の1つですね。
関電ガスの仕組みは?のまとめ
電力もガスも自由化になり使う側からすれば選択肢が増えるのは喜ばしいことです。
その反面、仕組みなどがわからないので、毎月の料金が高いにも関わらずそのままにしてしまう方もいらっしゃると思います。
仕組みや安くなる理由を知ったうえで、シミュレーションをされることをおすすめします。
同じものにわざわざ高い金額を払うっていうのは・・・ちょっともったいないですね。
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