突然、銀歯が取れてしまった!
そうなったら、当然新しい銀歯を作りなおすことになると思います。
そんな時、歯医者さんのルールを知らないと、実は払わなくて良いお金を払ってしまっていたという事にもなりかねません。
実際、銀歯が取れてしまった経験談を交えながら、歯医者さんで聞いたことをご紹介していきます。
損をしない為にも、歯医者さんのルールを確認しておきましょう。
銀歯が取れた場合作り直してもらえるの?
被せていた銀歯が取れてしまった場合、新しく銀歯を作り直してもらえるんでしょうか?
答えは、銀歯を被せてもらった歯医者に行けば、新しく作り直してもらうことができます。
ただし、なんでもかんでもという訳ではありません。
ルールというものがありますので、そのルールの中であれば作り直してもらうことができます。
ただ、そのルールを知らないと歯医者さんの言うがままになってしまいますので、銀歯が取れてしまった場合のルールについて知っておきましょう。
銀歯が取れた場合の費用はいくらぐらい?
新しい銀歯を作り直してもらうなら知っておかないと、無駄な費用を支払って損をしてしまう可能性があります。
突然ですが、「歯の保証期間」というものを知っていますか?
私は、2ヶ月程前なのですが、治療して被せてもらった銀歯が半年程で取れてしまいました。
理由はわからないのですが、なぜか銀歯が取れました。
そもそもで言うと、歯の治療をして銀歯を被せてもらってから1ヶ月~2ヶ月も経たないうちに、物を噛んだ時に歯が浮いたような感じがあったんですね。
見た目にはわからないレベルなんですが、違和感があったので診察をしてもらったんです。
診察の結果、噛む力で銀歯に負担がかかっているせいで、銀歯が少し浮いている状態になっていることがわかりました。
なので、銀歯をいったん外して、銀歯と土台になる歯の両方を研磨して調整してもらうことになりました。
2年以内の銀歯の再治療は無料!
この時の治療費が異様に安くて(ハッキリ覚えていませんが500円~600円位だったと思います)ビックリしたんですね。
その時は、「銀歯を作り直した訳じゃないからかな」、「安かったから良かった」と、特に気にすることもなかったんです。
そこから5ヶ月程して、銀歯が取れてしまいました。
最初銀歯を被せた時に5,000円くらい費用がかかったので、嫌だったんですが仕方がないので作り直してもらうことにしました。
その時に先生に「保証期間内だから銀歯の費用はいらないですよ」と言われたんですね。
「はっ?銀歯の保証期間?」
銀歯の保証期間なんて言葉を、生まれて初めて聞きました。
先生曰く「ざっくり言うと、歯医者は治療したところが2年以内に虫歯になったり、銀歯などが取れたりした場合は、2年以内であれば無料で治療しますという制度があるんです」と説明してくれました。
この制度は「補綴物(ほてつぶつ)維持管理料」というもので、歯医者さんで診察してもらった時の診療報酬請求書に「補綴物維持管理料」の記載があれば、2年間の保証期間があるそうです。
なので、通常だと銀歯を被せるとなると5,000円程度かかりましたが、2年以内の為、銀歯の費用は無料でした。
補綴物維持管理料をプラスで請求している歯医者さんであれば、銀歯が取れてしまった場合は2年以内であれば保証が効きますよ。
銀歯を治療して2年以内は保険が効かないの?
2年以内であれば保証期間があると紹介しましたが、一方でこんなことを言う歯医者さんもあるようです。
「銀歯は治療してから2年以内に再度治療する場合は、保険が効かないので全額自費治療になる」
全額自費治療なんて、恐ろしい金額になってしまいますよね。
実はこれは間違いなんです。
”保険が効かない”というのはその通りなのですが、”全額自費治療”ではなくて、治療した病院で費用を負担するというルールなんです。
なぜ、「2年以内の再治療は自費治療」という歯医者さんがいるのかを後日かかりつけの歯医者の先生に聞いてみました。
明確にこういう理由だからというのは言わなかったのですが、先生が言うには「利益がなくなってしまうから、そういう風に言ってるんじゃないかな」と言うことでした。
どういうことかというと、歯医者側負担で作り直しとなると負担が大きく商売にならないので、極力2年以内の作り直しは避けたいそうです。
ただ、補綴物維持管理料という形でお金を徴収しているわけなので、本当はダメとの事でした。
ただし、銀歯を作る費用が無料であっても、初診料やその他の治療費は必要です。
あと、6歳以下の乳幼児や在宅治療も対象外です。
補綴物維持管理料をプラスで請求していない歯医者さんであっても、2年以内の作り直しの費用は、通常の費用の7割の料金で作り直しが可能ですよ。
銀歯が取れた場合の作り直しの費用は?まとめ
治療をしてから2年以内に銀歯を含め、被せたものが取れた場合などは、補綴物維持管理料を確認してください。
こちらから確認しなくても教えてくれる歯医者さんもありますが、中にはこちらから指摘しないと適応してくれない歯医者さんもあるようですので、必ず事前に確認した方が良いですね。
もし、補綴物維持管理料の制度がなくても、通常の7割負担で作り直しが可能です。
歯医者って治療が一回で終わらないことが多いので、通うのが面倒だったのですが、この保証制度を知ったので、2年間はこまめに通おうかなと思っています。
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