11月の酉の日に全国の鷲神社(おおとりじんじゃ)で行われる酉の市。
浅草・府中と並んで江戸三大酉の市の一つの新宿花園の酉の市は、例年多くの人で賑わいます。
新宿花園神社の酉の市の
- 酉の市 新宿とは?
- 酉の市 新宿の2017年の日程は?</
- 新宿花園神社の酉の市の見世物小屋
- 新宿花園神社の酉の市の熊手について
- 酉の市 新宿の屋台の時間は?
- 酉の市 新宿へのアクセス
などについてご紹介します。
酉の市 新宿とは?
新宿の酉の市とは、毎年11月の酉の日に商売繁盛や開運を祈願して、新宿花園神社にて開催される行事です。
なぜ酉の日に開催されるのかといいますと、鷲神社のご祭神は日本武尊(ヤマトタケル)で、そのヤマトタケルの命日が11月なんです。
ですので、新宿花園神社に限らず、全国各地の鷲神社で11月の酉の日に酉の市が行われます。
東京新宿の花園神社の酉の市は、明治時代に入ってから開催されるようになりました。
同じく江戸三大酉の市の浅草は江戸時代から人気だったそうです。
浅草酉の市についてはこちらを参考にしてください。
酉の市は商売繁盛を願う行事ですので、開運の熊手守・福財布・破魔矢を求めて多くの人で賑わい、新宿酉の市には60万人もの人出で賑わいます。
新宿という場所柄、商売人の方以外にも、芸能人も多く訪れるようです。
酉の市 新宿の2017年の日程は?
2017年の干支は酉年ですので、今年は12年に1回の酉年の酉の市が開催されます。
2017年の新宿酉の市の日程は以下の通りです。
- 11月5日~6日(一の酉)
- 11月17日~18日(二の酉)
- 11月29日~30日(三の酉)
※11月5日、17日、29日は前夜祭
※11月6日、18日、30日は本祭
酉の市の前夜祭と本祭の2日間、新宿花園神社の境内には約900灯もの提灯が並びます。
商売繁盛の熊手を求めて、連日深夜2時頃まで多くの人で賑わいます。
新宿花園神社の酉の市の見世物小屋
新宿花園神社の酉の市には見世物小屋が存在します。
見世物小屋といえばテレビのない時代の娯楽として人気でしたが、現在ではほとんど興行されていませんので貴重な存在です。
現在、日本で見世物小屋の興行を行っているのは、大寅興行社さん1社のみだそうです。
ただ、現在は色々な事情で大寅興行社さん自らは見世物小屋の演芸は行っていないようです。
2017年、新宿花園神社で見世物小屋を行うのは「デリシャスウィートス」という雑芸レヴュー団の方達です。
カッパ御殿という「大脱出」「空中浮遊」「お色気ショー」「愉快な手品」などバラエティに富んだ内容になっています。
ちなみに2017年は、花園神社酉の市の他に「札幌まつり」や博多三大祭りの一つ「放生会」でも見世物小屋興行を行われたそうです。
新宿花園神社の酉の市の熊手について
新宿花園神社の酉の市には、熊手を取り扱う熊手商が60軒も出店しています。
縁起物の熊手には様々な大きさがあり、お値段もピンキリです。
豆熊手といわれる1,000円程度で販売しているものもあれば、何十万円というような熊手もあります。
熊手の売れ筋価格帯は10,000円~50,000円だそうです。
熊手の買い方は以下のような流れです。
価格の幅が広いので、まずは予算を決めることが大事ですね。予算を決めたら、次はデザイン選びです。
60軒のお店からお気に入りのお店を探しましょう。
ちなみに熊手は毎年、一回り大きなものに買い替えると良いといわれています。
これは、一年毎に商売が大きくなっていくようにという意味も込められています。
商売を繁盛させる、幸せを育てていく為にも、毎年一回り大きなものに買い替えるんです。
ですので、最初は大きすぎない熊手を選ぶのがポイントですね。
予算とお店を選んだら、次は値段交渉です。
酉の市といえば、縁起物として買い手と売り手が熊手の料金交渉を行うのも名物です。
どのくらい値切れるかは、実力次第ですね。
値切った分のお金は、昔は買い手から売り手へのご祝儀として渡すのが粋な買い方とされていました。
値切り交渉をしないと熊手が買えないわけではありませんので、値切り交渉が苦手な人も安心してください。
購入した熊手は次の年の酉の市までの間、たくさんの福がくるようにという願いを込めて、高く掲げながら持って帰ると縁起が良いとされています。
あと、熊手には大きさ以外にもランクというものも存在します。
「黄色」→「赤色」→「紫色」→「金色」とランクアップしていくんです。
では、大きさも最大で金色の物を購入した次の年はどうなるのかというと、同じ物を購入するのは問題ありませんので安心してください。
熊手は前夜祭・本祭にかかわらず購入可能です。
酉の市 新宿の屋台の時間は?
新宿酉の市には、熊手の露店以外にも多くの屋台があります。
屋台の出店場所は、花園神社の境内やその周辺に200軒以上出店されています。
200軒も出店されていますので、定番の屋台メニューからちょっと変わったものまであります。
以前、テレビでも紹介されていましたが、文化フライという揚げ物を提供している屋台もあるようです。
文化フライとは東京足立区発祥の食べ物で、「ハムが入っていないハムカツみたいな揚げ物」です。
調理法は、小麦粉を練ってワラジの形にして、ガムシロップなどを混ぜてパン粉をまぶして揚げたものです。
新宿酉の市の本祭は、昼頃から深夜2時まで開催されます。
酉の市 新宿へのアクセス
花園神社の口コミや地図【楽天たびノート】
新宿酉の市へのアクセス方法です。
花園神社へのアクセス【電車】
東京メトロ丸の内線・副都心線・都営新宿線「新宿三丁目駅」E2出口すぐ
JR・小田急線・京王線「新宿駅」東口から徒歩約7分
【バス】
都営バス品97系統 新宿西口行き「新宿三丁目」下車 徒歩約3分
都営バス早77系統 早稲田行き「新宿伊勢丹前」下車 徒歩約3分
新宿花園神社の酉の市のまとめ
新宿酉の市は11月の酉の日に行われる年末恒例行事で、商売繁盛や開運祈願で60万人もの人が訪れます。
60軒もの熊手の露店以外にも、200軒以上の屋台が花園神社内外に並び、今では貴重な見世物小屋も開催されます。
熊手は、一年毎に一回り大きなものに買い替えていくのが良いとされていますので、初めて熊手を購入される場合は小さめの物を買われた方が良いですね。
持ち帰るときは、福をたくさん招くように熊手を高く掲げて帰るようにすると良いですよ。
露店商の人達の威勢の良い掛け声に負けないように、熊手の値切り交渉をしたいですね。
>>>新宿酉の市と浅草酉の市どちらに行くべき?