京都の東福寺は、奈良の東大寺と興福寺の「東」と「福」の字を取って名付けられた「福を招く寺」です。
毎年、紅葉の時期になると、全国各地から多くの観光客が訪れます。
東福寺の紅葉は、CMにも使われましたし、テレビなどでも度々ニュースになるので、かなり有名な紅葉スポットです。
今年も、例年同様、多くの方が訪れると思いますので、京都の東福寺の紅葉の時期や混雑状況、今年の見ごろについてご紹介します。
京都の東福寺の紅葉の時期はいつ?
京都の東福寺の紅葉の時期は、11月上旬~12月初旬です。
毎年11月になると、看楓拝観(かんぷうはいかん)が行われます。
看楓拝観の時期は、通常拝観できる場所の他に、国宝に指定されている庭園も拝観することができます。
東福寺の紅葉は、京都の紅葉の中でも色づきが遅いので、11月下旬~12月初旬頃が見ごろになる事が多いです。
東福寺の境内には、約2,000本ものカエデが植えられていて、紅葉のピークの時期には、鮮やかな紅い色が海のように広がります。
一番の見どころの、「通天橋」から眺める紅葉は並んででも行く価値があるスポットですよ。
あと、「臥雲橋」から見る紅葉の景色も綺麗です。
臥雲橋は東福寺に向かう途中にあります。
◆開催期間:2017年11月1日~12月3日
◆拝観時間:8時30分~16時(受付終了)
◆拝観料金:大人400円、小人(小・中学生)300円
※龍吟庵は、大人500円、小人300円
※境内への入場は無料
◆住所:京都府京都市東山区本町15丁目778
ちなみに、東福寺には「桜の木」がほとんどありません。
わざと、桜の木をなくしているんだそうですよ(理由は、最後のまとめの所に記載しています)
京都の東福寺の紅葉シーズンの混雑状況
東福寺は紅葉シーズンになると、ずっと混雑しています。
多い日には、なんと1日35,000人もの人が訪れます。
一流アーティストのコンサート並みですね。
しかも、お寺に35,000人の人出なので、もの凄い人口密度です。
紅葉シーズンは、平日・土日祝日関係なく混雑しています。
午前中から長い列が出来ていて、入るのに、1時間~2時間かかることもあります。
中に入ってからも、一番の見どころの「通天橋」に辿り着くまでに20分~30分かかる場合もあるほどです。
紅葉が見事なので、人がなかなか移動せず、混雑時は特に混みあいます。
あまりに移動しないので、去年からは撮影が禁止になったくらいです。
開門が8時30分ですので、朝一番で行けば、混雑はいくらかマシだとは思います。
ただ、土日祝は朝の8時30分の開門前でも、行列が出来ていることもあります。
空いているとすれば、雨が降っている日や、紅葉の見ごろのピークを過ぎたころだと思います。
ただ、それだと意味がないと思いますので、やはり見ごろで天気の良い日を選ばれた方が良いですね。
混雑は覚悟しておいて、比較的空いていたらラッキーだと思った方が良いと思います。
時期が11月ですので、並んでいる間は寒いので、温かい服装や、温かい飲み物を持参しておいた方が良いですよ。
あと、トイレ(特に女性用)もかなり混雑しますよ。
【東福寺の混雑状況:参考程度にしておいてください】
◆曜日
平日よりも土日祝の方が混雑します。
ただ、平日でも団体客と重なってしまったりすると、一気に混雑します。
運の要素が強いですね。
◆時間帯
東福寺の開門前の8時30分より前に並んでおくのが、まだマシです。
東福寺に、混雑を避けられる時間を問い合わせをしてみましたが、「紅葉のピークの時期は、開門前から閉門の時間までずっと混雑しているので、混雑を避けられる時間というのは、正直ないと思います」との事でした。
平日であれば、15時頃になると混雑が解消されている事もあるようですが、やはり紅葉のピークの時は「何とも言えない」という事でした。
京都の東福寺の紅葉の見ごろ 今年はいつ?
京都の東福寺の紅葉は、京都の中でも色づくのが遅いので、12月に入っても綺麗な紅葉を見ることが出来ます。
ただ、昨年は、例年よりピークが早く、12月初旬でいうと紅葉の見ごろは過ぎていました。
紅葉の色づきは、気温が低いと早くなり、気温が高いと遅くなります。
昨年でいうと、11月15日時点で6割くらいで、11月20日前後がピークでした。
11月25日頃には、散っている木も結構あり、見ごろのギリギリとしては11月下旬でした。
一昨年に比べると1週間程、紅葉の見ごろのピークが早かったようです。
一昨年は、全国的に記録的な暖冬でしたが、昨年は11月は平年並みでした。
今年の気温も平年並みと予報が出ていますので、昨年と同じ頃の11月20日前後が、紅葉の見ごろかもしれませんね。
紅葉の色づきは、気温に大きく影響されますので、チェックするようにしておいた方が良いですね。
京都の東福寺の紅葉の時期のまとめ
京都には、紅葉の名所が数多くあり、東福寺はその中でもトップクラスに人気のスポットです。
東福寺の看楓拝観は、11月から始まりますが、紅葉の見ごろは11月中旬~12月初旬です。
今年も例年並みの気温と予報が出ていますので、昨年同様に紅葉の見ごろの時期が早まるかもしれません。
東福寺は紅葉シーズンは、かなりの人出で賑わいますので、行かれる際は行列に並ぶ覚悟で行かれた方が良いと思います。
東福寺が、桜の木をなくした理由は、昔やっていたCMでは「桜の木を全部切って、秋という季節を大切にしたかった」というようなCMがありましたが、実は違うそうです。
東福寺のお坊さんが、将軍に褒美は何が良い?と聞かれた時に、「境内に桜があると、春には遊興の地となって人が集まるので修業ができない」との理由で桜の木を切ってしまったそうです。
その為、東福寺にはほとんど桜の木が存在しないんですね。
唯一残っているのが、光明院という場所です。
>>>東福寺に紅葉の時期に車で行かれる場合は、東福寺の紅葉の時期の駐車場を参考にしてください。