鎌倉の鶴岡八幡宮で行われる流鏑馬。
鶴岡八幡宮では、春と秋に行われます。
春に開催されるのが鎌倉まつり(4月)、秋に開催されるのが鶴岡八幡宮例大祭(9月)と鶴岡八幡宮崇敬者大祭(10月)です。
今回、ご紹介するのは、鶴岡八幡宮例大祭(9月)の流鏑馬神事について紹介します。
鶴岡八幡宮例大祭の流鏑馬について
4月・9月・10月に行われる、流鏑馬神事の中で最も歴史があるのが、9月の鶴岡八幡宮例大祭です。
なんでも、鎌倉時代の源頼朝が行ったのが始まりだとか。
流鏑馬は、馬で駆けながら、3ケ所に設置された的を射抜いていくわけですが、的を射抜く手前で掛け声をかけるんですね。
「インヨーイ」と掛け声をかけます。
しかも、この「インヨーイ」それぞれの場所で使い分けされているんです。
・一の的の手前では「インヨーイ」と短く太い掛け声をかけます。
・二の的の手前では「インヨーイインヨーイ」と甲声(かん高い声)で少し長めに掛けます。
・三の的の手前では「インヨーイインヨーイインヨーイ」と甲を破って高く長く掛けます。
3つの場所で、それぞれ違ったトーンを使いわけているんですね。
インヨーイと掛け声は、”陰陽”が元となっています。
鶴岡八幡宮例大祭の流鏑馬を含めた日程は、下記の通りです。
開催日:9月16日
時 間:13時~
神事が執り行われるのは13時ですが、馬場入りするのは14時からです。
鎌倉時代の狩装束を着た射手3名と、江戸時代の軽装束を着た射手18名程度が予定されています。
流鏑馬の時間は、1時間~1時間半程度です。
流鏑馬の流派は、「武田流」と「小笠原流」に分かれていて、例大祭は「小笠原流」が実施します。
4月の鎌倉まつりの時は「武田流」が実施します。
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鶴岡八幡宮の流鏑馬の混雑状況
鶴岡八幡宮の流鏑馬の観覧席には、招待席というものはありますが、有料席というものは存在しません。
招待席は、「えんじゅの会」の会員になると招待されるようになります。
一般観覧は無料ですので、かなり早い時間から混雑します。
当然ですが、良い席は招待席が優先されていますので、無料席の良い場所は取り合いです。
神事は13時から始まりますが、出走を良い場所で間近で見るならば、遅くとも11時迄には場所を確保しておいた方が良いと思います。
11時を過ぎると、一般観覧席は満杯になりますので。
早い人であれば、9時頃には場所取りをしていますので、場所取りを何時からしておけば確実というものがありません。
良い場所を確保するなら、当日早めに行かれて、現場の状況を見て判断するしかありません。
場所取りをする時に、ブルーシートなどで場所を取っていた場合、撤去されてしまうので気をつけてください。
あまり早い時間から場所取りをすると、流鏑馬が終了するまで、かなりの長丁場になってしまいます。
トイレや食事の問題もあるので、当日の状況を見て判断してください。
混雑を避けて、確実に良い場所で流鏑馬を見る方法が1つだけあります。
それは、当日の朝に行われる稽古を観覧されることです。
朝6時~と時間がかなり早いですが、朝の稽古なら、混雑を避けて確実に良い場所で見れますよ。
稽古といっても、本番と同じ事をします。
違うのは、衣装が稽古用の衣装という所です。
人の体や頭の隙間から、少し馬が見えれば良い程度だったら、遅い時間に行っても大丈夫ですよ。
鶴岡八幡宮の流鏑馬って雨天でもやるの?
最近、雨が多くなっていますが、雨天の日でも行われるのでしょうか?
雨だと馬場が心配ですが、基本的には、雨でも決行されるようです。
流石に台風が直撃したり、豪雨の場合は中止になると思いますが、流鏑馬は神事なので延期するわけにもいかないので、基本「雨天決行」です。
実際の所は、当日の雨の状況にもよると思いますので、確実なのは当日の朝に、鶴岡八幡宮に確認した方が良いですね。
鶴岡八幡宮例大祭の流鏑馬まとめ
鶴岡八幡宮例大祭は9月14日~16日に行われますが、流鏑馬が行われるは16日のみです。
良い場所を確保しようと思えば、11時迄には確保しておく必要があります。
もし、流鏑馬の写真を撮るのであれば、なおさら良い場所でないと撮ることができないですよ。
うしろの方からだと、人の頭ばっかり撮ることになるかもしれません。
馬がびっくりして危ないので、写真はフラッシュ禁止されていますので注意してくださいね。
車で行かれる場合は、鶴岡八幡宮の駐車場や周辺駐車場もいっぱいになる可能性があります。
こちらで鶴岡八幡宮の駐車場と周辺の駐車場情報を事前にチェックしておかれたら、当日慌てる心配がないですね。