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この記事にはプロモーションリンクがありますが、私の実体験と調査に基づいています。

関西電力vs大阪ガス

関西電力eおとくプランのデメリット|解約の違約金は必要?従量電灯Aとの比較

関西電力のeおとくプラン

関西電力の契約プランの1つに「eおとくプラン」というものがあります。

eおとくプランの特徴は、毎月の電気使用量が200kwh(だいたい5,000円くらいです)以上使っている家庭だと、今よりも料金が安くなるというものです。

 

ただ、このeおとくプラン、電気の使い方によっては、今よりも料金が高くなってしまう可能性もあります。

そこで、eおとくプランで安くなる対象の方や、メリットデメリットを紹介していきます。

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関西電力eおとくプランとは?

まずは、「eおとくプラン」について簡単に。

  1. 対象者:関西電力を契約している人(契約プランは従量電灯Aだとメリットが出やすい)
  2. 契約期間:1年間
  3. ガスとセットのプランはない

eおとくプランは、ガスとのセット割引がありませんので、現在大阪ガスの都市ガスを使っている方は、電気とガスのセット割引プラン「なっトクパック」を利用した方がお得になります。

つまり、eおとくプランは、大阪ガスの都市ガス以外を使っている方(プロパンガス等)が対象とも言えますね。

なっトクパックについては関西電力のなっトクパックとは?デメリットとメリットや注意点!で詳しくご紹介していますので、参考になさってください。

 

ですので、ここからは、「我が家は大阪ガスの都市ガスを使っていないよ」という方向けになります。

電気代よりもプロパンガスのガス代を安くしたい!」方は、プロパンガスでも関電ガスに切り替えできる?ガス代を簡単に安くする方法!を参考になさってください。

関西電力eおとくプランのデメリット

デメリット

eおとくプランのデメリットは2つあります。

  1. 一度変更すると、1年間は他のプランに変更できない
  2. 電気の使い方によっては、思っていたよりも電気代が高くなってしまう

2つのデメリットを順番に説明していきますね。

 

1.一度変更すると1年間は他のプランに変更できない

eおとくプランに変更すると、1年間は関西電力の他のプランに変更できなくなってしまいます。

このことがどんなデメリットなのかというと・・・

例えば、「eおとくプランにしたら安くなると思って申込みしたけど、逆に高くなってしまった!」というような場合です。

前の契約の方が安かった!」と思っても、1年間は元に戻すことができません。

 

では、eおとくプランに切り替えて料金が高くなってしまうことってあるのでしょうか?

電化製品の使い方によっては高くなる可能性がありますので、そのことについて確認していきましょう!

 

 

2.eおとくプランに切り替えて高くなってしまうパターンとは?

eおとくプランに切り替えたのに高くなってしまう可能性がある理由は、eおとくプランの料金単価が原因です。

料金表を使って理由を説明していきます。

単位電気料金単価
 

基本料金

最初の6kwまで1契約1,188.00円
6kwをこえる1kwにつき1kw388.30円
 

電力量料金

最初の180kwhまで 

1kwh

15.03円
181kwh~300kwh24.03円
301kwh~27.90円

※2018年8月の料金単価です

 

表の中の「電力量料金」というのは、今までの契約にもあったもので、料金単価が「従量電灯A」よりも安くなります。
「使った電気の量」×「電気料金単価」で計算される料金です。

 

問題は「基本料金」の部分です。

従量電灯Aの場合は、「最低料金」が330円ほど徴収されているだけでした。

 

ただ、「eおとくプラン」の場合は、「基本料金」が最低1,180円必要になります。
そして、電気の使用量によっては、さらに+αで基本料金が請求される仕組みです。

この「+α」で請求される可能性のある基本料金がポイントなんです。

 

eおとくプランの基本料金|電化製品の使い過ぎに注意しよう!

電化製品を同じタイミングで一気に使ってしまうと、「思っていたより電気代が高くなってしまう可能性」がありますので注意してください。

なぜ注意しなければいけないのかというと、電化製品(電力)をたくさん消費すると基本料金が上がってしまい、電気代が高くなってしまうからなんです。

 

eおとくプランというのは、自宅の中で使っている電化製品の消費電力の合計で、基本料金が決まる仕組みになっています。

 

電化製品は、それぞれw数(ワット数)が決まっていますよね。

消費電力の大きいものでいうと、「エアコン」「ドライヤー」「掃除機」「電気ポット」などがあります。(もちろん他にもあります)
エアコン(フル稼働の場合)やドライヤーは、1時間使った場合の消費電力が1kw(1000w)です。

他にも、家の中には「TV」や「冷蔵庫」「洗濯機」「レンジ」などの家電製品がありますよね。

 

ですので、これらの電化製品を同時に一気に使ってしまうと、基本料金が跳ね上がってしまう可能性があるというわけです。

 

 

関西電力eおとくプランの契約電力(基本料金)はどうやって決まる?

契約電力(基本料金)の決まり方について、関西電力のホームページに以下のような記載があります。

各月の契約電力は、その1月の最大使用電力と前11月の最大使用電力のうち、いずれか大きい値を採用します。

※刻々と変化する使用電力を計量器(スマートメーター)により、30分単位で計量(小数点第2位まで)し、そのうち月間で最も大きい値を2倍したものがその月の最大使用電力となります。

※計量器がスマートメーターでない場合は、お客さまが使用される「契約負荷設備」の容量(入力)により契約電力が算定されます。

引用:関西電力ホームページ「eおとくプラン」

なんだか難しい言い方をしていますが、「毎日30分ごとに、どのくらい電気を使っているか計ります。1ヶ月で一番電気を使っていた時間(30分間)の使用量を2倍にします。それが契約電力(基本料金)になります」ということですね。

 

例えば、ふだんの30分間の電力の使用量が4kwで計測されていても、1回でも10kwになってしまった場合は、その数字が基本料金として計算されてしまうということですね。

しかも、10kwを計測したのが1年間で1回だけで、通常は6kw以内に収まっていたとしても、その1年間の基本料金は10kw分請求されてしまう仕組みです。

 

なので、「電気の使い方によっては、思っていたより安くない!」となってしまう可能性があるのは、この仕組みの為なんです。

 

先程の表で、基本料金は「最初の6kwまで1,188円、6kwをこえる1kwにつき388.30円」とありました。

単位電気料金単価
 

基本料金

最初の6kwまで1契約1,188.00円
6kwをこえる1kwにつき1kw388.30円

つまり、10kw使ったとすると、6kwを超えた分(4kw分)の料金が加算されてしまいます。

4kw×388.30円なので、1,553円が余分に請求され続けてしまう、ということです。

 

なので、eおとくプランに変更した場合は、消費電力に注意した方がいいですね。

とはいっても普通に使っている分には、なかなか超えることはないとは思いますが。

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eおとくプランを途中解約した場合の違約金は?

eおとくプランに契約を変更した場合、1年間は他のプランに変更できませんでしたよね。

では、途中で解約した場合の違約金はというと、違約金は0円です。

 

関西電力のプランは1年間動かすことが出来ないけれど、他の会社に切り替えたり、解約しても問題がない、ということですね。

引っ越しで解約する場合でも、解約金は必要ありません。

 

解約金が0円なので、eおとくプランに切り替えて、万が一料金が高くなってしまった!といった場合は、自宅の電気の契約を他の会社に変更すれば良いですね。

関西電力より10%も安くなる!?Looopでんきと関電の比較!

関西電力eおとくプランのデメリットのまとめ

関西電力のeおとくプランについてのまとめです。

  • 従量電灯Aを契約中で、月々200kw(約5,000円)以上使用でメリットがある
  • 契約期間は1年間で他のプランに変更できない
  • 電力の使用量によって基本料金があがり、電気代が高くなる可能性もある
  • 途中解約の違約金は不要
  • ガスとのセット割引はできない

eおとくプランで料金シミュレーションをしてみて、料金が安くなるようであれば、契約を切り替えた方がいいですね。(電気の使い方には注意してください)

 

あと、プロパンガスを利用している方で、「ガス代が高いなぁ」と感じている方は、不当なガス代を請求されている可能性もあります。
プロパンガスの料金は、ガス事業者が自由に料金を決めることができるので、もしかすると、かなり高いガス代を払ってしまっているかもしれませんね。

プロパンガスの料金を下げる方法については、プロパンガスでも関電ガスに切り替えできる?ガス代を簡単に安くする方法!で詳しく紹介していますので、参考になさってください。

 

電気もガスも、どこの会社のものを使っても同じものなので、上手く活用して少しでも安くしてくださいね。

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