「ミラブルは塩素が除去されてるし、もしかしてミネラルウォーターみたいな味がするのでは?」
シャワーを浴びながら、ふとそんなことを思ってしまいました。
ということで、「ミラブルプラス」と普通の水道水を実際に飲み比べてみました。

カルキ臭や味の違いをチェックしてみたのですが、
結論からお伝えすると、
お腹を壊す可能性もあるので、ミラブルのシャワー水を「飲む」のはやめておいた方が良い
というのが正直な感想です。
実際、僕は少しお腹の調子を崩しました…。
そしていろいろ調べてみて分かったのは、
「ミラブルで水が美味しくなる」という発想自体に、そもそも無理があったということでした。
この記事の目次
ミラブルの水はそもそも飲んでも大丈夫なの?
まず大前提として、「ミラブルから出る水を飲んでもいいのか?」という点です。
ミラブルプラス(ミラブルゼロ共通)には、塩素を除去するための「トルネードスティック」が付いています。
このトルネードスティックの中には、残留塩素を減らすための「亜硫酸カルシウム」というろ材が使われています。
ミラブルシャワーヘッド(左)とトルネードスティック(右)亜硫酸カルシウム自体は浄水器などにも幅広く使われている成分で、
水道水に含まれる残留塩素を減らすにはとても相性の良い素材です。
ただし、メーカー側の見解としては、
・飲むことを目的とした設計ではない
というスタンスになっています。
つまり、
「飲料水として常用することは想定されていない」
ということです。
浄水器のように「飲むための水」をつくる機器ではなく、
あくまでお風呂で使う“美容シャワーヘッド”だと考えた方が安全です。
そのうえで、あくまでも自己責任の“実験”として、
ミラブルプラスの水と水道水を飲み比べてみた結果をお伝えしていきます。
ミラブルプラスはカルキ臭が少なく、ニオイだけはミネラルウォーターっぽい
まずは、水道水とミラブルプラスの「ニオイ」の違いを比べてみました。
ミラブルプラスには「ストレート水流」と「ミスト水流」の2パターンがありますが、
今回使ったのは、よりウルトラファインバブルが発生するミスト水流です。
「空気をたっぷり含んでいる方が、美味しそうに感じるかも…?」という、完全に気分の問題です。笑


左のコップが普通の水道水、右がミラブルプラス(ミスト水流)で入れた水です。

当然ながら、見た目はまったく同じです。
色も濁りもありません。
ところが、ニオイを比べてみると…
- 水道水:わずかにカルキ臭(塩素っぽいニオイ)がする
- ミラブルプラス:カルキ臭がかなり抑えられていて、クセのないニオイ
ミラブルプラスで入れた水は、ニオイだけならミネラルウォーターに近いと感じました。
「お、これはもしかして味も期待できるのでは…?」と思ったのですが…。
飲み比べた結果:水道水とミラブルプラスは“味”がほぼ同じ
肝心の味について、いざ飲み比べてみたところ……
正直、味はほとんど水道水と同じでした。
飲む前は、
・のどごしがスッキリしている
・まろやかな感じになっている
といった変化をちょっと期待していたのですが、
実際には「普通の水道水の味」という印象からはあまり変わりません。
念のため、妻にも飲み比べをしてもらいました。
(さすがに子どもに試すのはやめました…)
というわけで、やっぱり「味の違い」はほとんど感じられなかったようです。
ミラブルを通しても“水道水がおいしくなる”わけではない
改めて調べてみて分かったのですが、
塩素を減らしたからといって、それだけで水が美味しくなるわけではない
ということです。
ミネラルウォーターが美味しく感じるのは、
・カルシウム
・マグネシウム
・ナトリウム
・カリウム
といったミネラル成分が、ほどよいバランスで含まれているからです。
「塩素が除去されていること」と「水が美味しいこと」は、
厳密には別の話なんですよね。
ミラブルプラスがしてくれるのは、あくまで残留塩素を減らすこと。
ミネラルを追加してくれるわけではないので、味そのものは水道水と変わらないのが普通です。
つまり、
・けれど、「おいしい水」になるわけではない
というのが冷静な結論でした。
ミラブルプラスの水を飲んだあと、お腹の調子が…
飲み比べをしてからしばらく経った頃、
急にお腹の具合が悪くなりました。
その日は、特別な食事をしたわけでもなく、
思い当たるのは「水の飲み比べをしたこと」くらい。
「もしかして、ミラブルの水を飲んだせいでは…?」という疑惑が頭をよぎりました。
とはいえ、これはあくまで“疑惑”レベルで、
本当にミラブルの水が原因だったのかはハッキリしません。
というのも、同じように飲み比べをした妻は全くの無傷だったからです。
・食べたものは夫婦で同じ
・ミラブルの水も同じように味見
それでも、お腹を壊したのは僕だけ。
とはいえ、そもそも「飲料水用ではない」水をわざわざ飲むメリットはありません。
お腹を壊すリスクが少しでもあるなら、なおさら飲まない方が無難です。
この記事のまとめ
今回、水道水とミラブルプラスの水を飲み比べてみて、
ということは実感できました。
カルキ臭がほとんどしなかったのは、正直ちょっと感動レベルです。
ただし、もう一度強調しておくと、
・「飲むための水」をつくる目的で設計されているわけではない
という点は忘れない方が良いです。
ですので、
ミラブルの水を飲む・ミラブルの水でお茶をわかす、といった使い方はおすすめできません。
(お腹を壊すリスクもゼロとは言い切れません)
一方で、美容や健康面でのメリットには大いに期待できます。
・髪や肌に負担をかけると言われる「残留塩素」を約80%カット
・肌当たりのやさしいウルトラファインバブルで、洗浄力と保湿力を両立
といった特徴があるので、
のような、「肌や体を洗う用途」で使うなら、大いに意味があります。
間違っても、ミラブルのシャワー水でコーヒーやお茶を入れないようにしてくださいね。
僕のように、お腹の調子が怪しくなるかもしれません…。


ミラブルプラスの価格は44,990円。(zeroは49,390円)
シャワーヘッドとしてはかなり高価です。
ミラブルの製造元サイエンスでは販売していないため、購入できるのは正規代理店のみ。
Amazonや楽天などで販売されている非正規品や偽物を除いて、サイエンスの保証が付いた正規品は、どの正規代理店で購入しても価格は同じです。
ただ、正規代理店によって「製品が5年保証される」「返金保証が付いている」「商品券がもらえる」など、購入特典の違いがあります。
これらを理解したうえでミラブルのシャワーヘッドを購入するようにしましょう。
以下のページでミラブルの正規代理店48社の比較を紹介しています。
それぞれの代理店の違いを知ることで、お得に購入後も安心して使える代理店を選ぶことができます。













