健康・病気

インフルエンザ予防接種の効果や効き目の期間は?いつ打つのがいいの?

投稿日:2017年10月13日 更新日:


インフルエンザの感染を防ぐには予防接種が効果的といわれますが、いったいどの程度の効果があるのでしょうか?

「インフルエンザの予防接種をしたのに、インフルエンザにかかった」という話しも聞いたりします。

毎年冬になると話題になりますので、インフルエンザを受けるべきなのかどうか悩まれる方もいると思います。

インフルエンザは、感染すると重症化する可能性もある怖い病気です。

予防接種の効果や効果の期間・いつ打つのがいいのか、についてご紹介します。

インフルエンザ予防接種の効果は?

インフルエンザの予防接種をしても、ウィルスに感染するので効果がないという事もいわれます。

予防接種はウィルスを注射するので、注射した事により「インフルエンザにかかりやすくなる」、「予防接種をしたのにインフルエンザに感染した」という話しを聞くと、本当に効果があるの?と思ってしまいますよね。

インフルエンザの予防接種の役割を知ることで、予防接種の効果が、よりわかりやすくなります。

インフルエンザ予防接種の役割

インフルエンザの予防接種の注射の中には、「不活化ワクチン」といって「害がほとんどないウィルス」が入っています。

害がないとはいえ、なぜウィルスを体に入れるのかというと、人間の体は”一度ウィルスに感染すると、次に同じウィルスが入ってきても病気になりにくい構造”になっています。

ウィルスが体内に入ると、排除しようと体内で「抗体」というものが作られます。

次に同じウィルスが入ってきた時には、抗体が「免疫」というバリアを張って守ってくれます。

この仕組みを作ってインフルエンザウィルスを防ぐために、意図的にウィルスを打つわけです。

では、予防接種の効果はどの程度あるのでしょうか?

インフルエンザ予防接種の効果について

インフルエンザワクチンの接種については、昔から色々と疑問視されてきました。

予防接種の有効性が証明されていなかった時は、インフルエンザの予防接種率が20%を切っていた時もありました。

ただ、現在はインフルエンザのワクチン株と流行株が一致した場合には”70%~90%の有効率がある”といわれています。

ワクチン株っていうのは、毎年話題になる「A型」「B型」とかの事です。

70%~90%ということは、10人いたら7人~9人は感染しないかというと、そういうわけではないんです。

インフルエンザの有効率とは、ざっくり言うと「予防接種を受けずに感染した人」-「予防接種を受けたのに感染した人」のパーセンテージです。
※わかりにくいと思いますので、図でも説明しています。

例えば、ある学校で「30人全員が予防接種を受けなかったAクラス」と、「30人全員が予防接種を受けたBクラス」があるとします。

Aクラスは30人中10人がインフルエンザに感染してしまいました。

Bクラスは30人中3人がインフルエンザに感染しました。

有効率の考え方として、Bクラスもインフルエンザの予防接種をしていなければ、Aクラスと同じように本当は10人が感染していたであろうという考え方です。

「インフルエンザにかかったAクラスの10人」-「インフルエンザにかかったBクラスの3人」=7人の差があります。

7人/10人なので「70%」ですね。

インフルエンザの有効率(予防率)とは、予防接種を受けていなければ感染していたと思われる「7人」を減らすことが出来た数字です。

ただ、実はこの「70%~90%」と有効率は、健康な成人での調査結果に基づいています。

子供の場合であれば有効率は下がります。

1歳~6歳までの幼児の場合の有効率は、「30%」前後です。

あと、インフルエンザのA型とB型でも有効率が違うといわれていて、B型はA型に比べて低く、有効率は「50%」前後になるそうです。

この、インフルエンザの効果を高いと見るのか、低い見るのかですね。

インフルエンザの予防接種の効果の期間は?

インフルエンザの予防接種を受けたとして、効果の期間はいつまで続くのでしょうか?

ワクチンを接種してから、1週間~2週間で体内で抗体が作られます。

抗体は接種してから1ヶ月後にピークに達します。

3~4ヶ月後には抗体の効果が徐々に低下していきます。

一度ワクチンを打てば、来年まで持つわけではなく、最長で6ヶ月くらいといわれています。

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インフルエンザ予防接種はいつ打つのがいい?

あまり早く予防接種しても、抗体の効き目が弱くなっていたら意味がありませんよね。

かといって、インフルエンザに感染してからでは遅いですし。

インフルエンザの予防接種を打つベストな時期は、インフルエンザの流行の時期に合わせる事です。

インフルエンザは、例年12月~3月に最も流行します。

この流行のピークに抗体のピークを持っていく為には、11月中旬頃に予防接種を行うのがベストです。

先程、ワクチンを接種してから1週間~2週間抗体が作られるとありましたように、予防接種してからバリアを張れるようになるまでには時間がかかります。

バリアを張る前に、インフルエンザの流行のピークを迎えてしまうと感染するリスクが高まってしまいます。

ですので、12月の2週間前くらいに予防接種を行うのが最も良いとされています。

インフルエンザ予防接種の効果や効き目の期間は?いつ打つのがいいの?まとめ

インフルエンザ予防接種の効果は、70%~90%の有効率(予防率)があります。

効果の期間は、ワクチン接種後1ヶ月後にピークをむかえて、3ヶ月~4ヶ月には抗体の効果が低下していきます。

接種後、抗体ができるまでは1週間~2週間必要ですので、予防接種を打つベストな時期は11月中旬頃です。

子供の場合は、予防接種を打つタイミングは違いますので、こちらの子供のインフルエンザの予防接種の時期は?で紹介していますので参考にしてください。

インフルエンザの症状が出てしまうと、仕事や学校を休まなくてはいけませんし、周囲に感染する可能性も高いので、しっかり予防したいですね。
>>>卵アレルギーの人がインフルエンザ予防接種を打ってはいけない理由とは?

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