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この記事にはプロモーションリンクがありますが、私の実体験と調査に基づいています。

生活

学級閉鎖は何人休んだらなるの?基準は?誰が決めているの?

学級閉鎖の教室
インフルエンザが流行する時期になると、ちらほらと休む人が出てきますよね。

 

欠席者が増えてくると、気になるのが学級閉鎖になるのかどうかだと思います。
同じくらいの人数が休んでいるのに、学校によっても違いますよね。

 

学級閉鎖って何人休んだらなるの?」と、誰もが一度は疑問に思ったことがあるはず・・・です。

 

そこで、 学級閉鎖になる 欠席者の人数や、 どんな基準で決まっているのか、学級閉鎖は 誰が決めるのか?について紹介します。

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学級閉鎖は何人休んだらなるの?

「学級閉鎖には何人休んだらなるのか?」、明確に何人という人数は決まっていません。

でも、クラスで10人以上休んだら、学級閉鎖になるという都市伝説のようなものもありますし、「クラスの3分の1が休んだら学級閉鎖になる」なんてことを、私も聞いたことがあります。

ただ、実際には学級閉鎖になる人数に決まりはありません。

 

小学校の先生をやっている知人に聞いた話しですが、「極端な話し、1人でもインフルエンザにかかっていたら学級閉鎖になることはある」そうです。

 

クラスのうち何人休んだら、学級閉鎖になるという人数の決まりはありませんが、学級閉鎖になる基準というのは、ある程度決まっていますので、その基準を紹介していきます。

学級閉鎖になる基準

学級閉鎖になる基準は、都道府県や学校によっても違いがありますが、一般的には「クラスの10%~20%」の欠席率が基準とされています。

 

例えば、40人のクラスの場合だと4人~8人です。
思っているより、意外と少ない人数ですよね。

 

インフルエンザによる欠席者が、10%~20%を超えてくると、学級閉鎖にするべきかどうかが検討されるようです。
あとは、曜日によっても判断が変わってきます。

 

まず、基本的に学級閉鎖になる期間は、4日~5日です。

それを踏まえてですが、例えば、40人のクラスで4人がインフルエンザで欠席していたとします。
他に、休んではいないけど、明らかに体調の悪そうな人が数名いたとします。

 

さきほど、曜日によって判断が変わりますとお伝えしましたよね。

火曜日と金曜日のケースで比べてみます。

 

【火曜日の場合】

現時点で、インフルエンザで休んでいる人は4名です。
他には、体調の悪い人が数名。

この場合、土日の休みまでの間に、感染が拡大する心配もあるので、学級閉鎖になる可能性があります。

 

【金曜日の場合】
同じように、インフルエンザで休んでいる人は4名です。
他には、体調の悪い人が数名。

土曜・日曜と休みなので、土日を挟むため様子見になることがあります。
土日休みの間に、「各自体調を整えてね」ということですね。

 

ただ、もし週明けの月曜日に、インフルエンザの欠席者の人数が増えている場合は、学級閉鎖になる可能性があります。
「インフルエンザが拡大している」という判断ですね。

 

学級閉鎖にする一番の目的は、”感染の拡大を防止する”ということなので、感染が広まってしまいそうな週のはじめの方が、学級閉鎖になる可能性が高いということですね。

 

ただ、あくまでこれは一般的なお話しですので、状況により臨機応変に判断されています。
「10%を超えたから、学級閉鎖」とルールで決めてしまうと、授業日数の不足の問題もありますので、「欠席者が増えたから学級閉鎖」というわけにはいかないようですね。

 

基準はわかりましたが、学級閉鎖にするのは誰が決めているのでしょうか?

 

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学級閉鎖は誰が決めるの?

学級閉鎖をするかどうかの判断をしているのは、基本的に教育委員会です。

 

【学校保健安全法】というものがあり、その中にはこう記されています。

 校長は、学校において予防すべき感染症にかかっている、かかっている疑いがある、又はかかるおそれのある児童生徒等に対して、出席を停止することができる。また、学校の設置者は、感染症の予防上必要があるときは、学校の全部又は一部の休業を行うことができる。
校長は、出席停止を指示したときは、その旨を学校の設置者に報告しなければならない。
また、学校の設置者は、出席停止が行われた場合や学校の休業を行った場合は、保健所に連絡しなければならない。

http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1334054.htm

 

なんだか、わかったようなわからないような、ちょっと難しいですね。
学級閉鎖なんて言葉は、そもそもどこにも出てきません。

ここでいう「休業」の部分が、学級閉鎖にあたります。
学校の設置者というのが、教育委員会のことです。

 

つまり、「校長先生は、インフルエンザに感染している(感染の可能性がある)生徒に対して、学校に来てはいけませんよ」と、”出席を停止させる権限がある”ということです。
「生徒に対して出席停止の判断をした場合は、校長先生は教育委員会に報告するように」ということが、書かれています。

 

教育委員会は、「感染が拡大しそうだな」と判断した時は、”学級閉鎖や全学級閉鎖を行う権限を持っている”ということですね。
「教育委員会は、出席停止や学級閉鎖になった場合は、保健所に連絡するように」ということです。

ですので、「校長先生は生徒に対して」、「教育委員会は学級や学校に対して」休ませるかどうかの権限を持っているということですね。
ただ、実際には校長先生が判断して、教育委員会に相談して決定されることも多いそうです。

 

ちなみに、学校閉鎖という言葉もありますが、法律上、学校閉鎖の本来の意味は「学校の廃校」を意味するので、間違った使い方をしてしまっているんですね。

学級閉鎖は何人休んだらなるの? まとめ

インフルエンザは予防接種を受けていても感染してしまいますので、完全に防ぐことはできません。

うがいやマスク、あとできる限り除菌した方が良いですね。
学級閉鎖になっているということは、学校のあちこちに菌が付着しているはずですので。

あと、歯磨きもインフルエンザの予防には良いそうですよ。

 

クラスでインフルエンザで休んでいる人数=”学級閉鎖は何人から”というような、決まりはありません。

 

人数の決まりはありませんが、一般的な基準は決まっています。
都道府県や学校によっても違いますが、おおよそ全体の10%~20%です。

 

10%~20%の人が休んでいても、曜日や授業日数によって判断が違ってきますので、必ず学級閉鎖になるわけではありません。

 

学級閉鎖にするかどうかは、基本的には教育委員会などの学校の設置者によって決められるルールになっています。

ただし、私立の場合は教育委員会ではなく、各学校での独自の判断になるようです。

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